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木材加工、雑記の日記。

久々の、日記更新。
日記はもう少し、筆不精を脱さないといけませんね…。

先ほどまで、使い余しの『ワイン箱の仕切り板』の木端から小寸の板材を切り出しておりました。
何に使うかというと、“防水艶出し加工・サンプル作成用”です。

今まで、いろんな木材からアクセサリーなどを自作してきましたが、結局のところ使ったものでどう変化するかの比較ができるようなものがありませんでした。
流木は蝋引き(ソイワックス)、銘木は油引き(米油)、僕の“時間コスト度外視”の最高傑作はその両方(ただしこちらの油引きはEXバージンオリーブオイル)。そしてまだ試したいコーティングとして、柿渋と松脂(ロジン)。
とどのつまり、どれがどういう変化をもたらすのかが比較検討できないのです。

そこで、条件を同じに揃えるのに同じ素材を用意する必要があったのですが、木目がそれなりに美しく木肌も割と明るい色合いをしている『ワイン箱の仕切り板』が的確だと思ったのです。幸い、少し前からDIYで使用した余りがあったので、そこから同じくらいの色味の木端を揃え、同じサイズに切り出していました。

僕の予想では、蝋引きは色が濃くなり深みを飛躍的に増し、油引きは色味をさほど変えないまま艶感が格段にUP…まだ試してはいないし買ってもいませんが、柿渋は恐らくその2つの中間くらいになることが予測できます。また、松脂については色が暗くなり渋い色合いになると同時に、本来はその粘りを活かして弦楽器の鳴りを良くする作用があることから、肌触りがマットでソフトに仕上がる(たぶんあまり艶は出ない)ことが考えられます。ただし松脂ならば防水加工としては上記素材の中ではトップでしょう。

ちなみに、ニスは使わない方向でいきます(有機溶剤が使われている可能性を考えて)。そして漆も使わない(肌に触れることを考えて)。

さぁ、近日中にテストを行い、またその結果については追って報告ができればと考えています。
どう変わるのか、ちゃんとした比較ができるその時が、今から楽しみです…‼︎

p.s.
今回切り分けた木端の中に、あまりに樹脂分たっぷりで鋸の目を詰まらせた『ツワモノ』がありました。切っただけで断面つやっつや、これも加工しますが、これについては我が最愛の人への贈り物とすべく、そのままアクセサリーへと使おうと思っています。
こちらもまた、仕上がりが楽しみです。

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