見出し画像

5歳児にハマった絵本5選

オモコロさんの記事で、今時の女子高生の出会いはインスタと知り驚く。そのひとの人となりはインスタに全部乗ってるから、むしろ情報全部詰まってる!と。婚活アプリしかり、なんて合理的で効率的。「盛られている」のも含めてアリらしいので、やっぱり時代は進化していて、私もうおばさん!と思った次第なのです。

だけどもやっぱり「余白を愛する」思考は捨てられない私は、昭和のおばさんそのものだな。でもそれは、昭和から平成令和へと、引き継がれていってほしいものだとも思っている。思考するとは複合的で、一見関係なさそうなところからヒントをもらえることが多くあるものだから。新聞をじっくり読むこと、本屋さんに行くこと。予定外の余白にいっぱい出会える。興味に沿った、限定的で効率的な世界で生きていると、思考の幅が狭まる。それが昨今の「分断」を築いている一因のような気もしている。たまたま、偶然、でも必然的に。人生に溢れる奇跡のようなことを、普段から受け入れ愛する姿勢と、余裕は持っていたいなぁと思う。

前置きが長くなったけれど、今日のテーマは長男(5歳)がハマった絵本。なぜ話が繋がるかというと、最近、私が気になる絵本を予約して「お取り寄せ」した絵本ばかりを読んでいるなぁ〜と気づいたから。沢山の本に囲まれて、息子自身のインスピレーションで(それは背表紙の絵とか、表紙のインパクトとか、昆虫とか好きなものを題材にしているとか)自分で選んでくる機会を作っていないなぁと反省したから。良書だと“言われている”本を読むよりも、自分で探し出した1冊は特別。近々図書館に連れて行こう。

さて、ようやく絵本のタイトル出します(笑)今回はこの5冊。

ってか息子が鼻血を出しておきたので、もう作者とかリンクも貼らずにちゃっちゃとでーーす(汗)いいの、続けることが何より大事、今は!(笑)でも本当は本のレビューとかおすすめしていきたいのーー。頑張るーーー。

『おじさんのかさ』:『100万回生きたねこ』で有名な佐野洋子さんの作品。おじさんは、雨が降ったら傘をたたみます。大切な傘を、大切にしたいからです。でもある日、雨の日の素敵な音色のことを知り、ついに傘を広げて歩き出します。今までとは違った景色を見たおじさんは、どんなかおをしているでしょうか。小さなこどもを主人公にするのではなく、おじさんに設定していることに感嘆してしまいます。子どもだけでなく、少し頭が頑固になっている大人にもぜひ読んで欲しい1冊です。

『なぞなぞのみせ』:商店街というものに馴染みがない子には、この設定が新鮮に映るのではないでしょうか。なぞなぞの答えは、すべてそれぞれのお店の中にあります。なぞなぞの中には、いまの子にとっては少し解説が必要なものや、5歳の想像力では難しいものもありますが、次々に出てくるお店に飽きることはありません。全体的に優しいタッチで描かれた、親しみやすい絵本です。

『地球をほる』:この絵本は5歳も2歳も大好きで、毎晩寝る前の絵本にリクエストかかっていました。題名の通り、地球に穴をほって、なんとアメリカまで行ってしまうというお話です。穴を掘って進んで行く中で出てくるものや仕掛け、展開、全てにワクワクが詰まっていて、大人も一緒に楽しめること間違いなしです。これは借りるのではなく、お家にずっと置いておきたい本だなと思いました。

『かようびのよる』:この5冊の中で、息子たちが一番声を出して笑ったり驚いていた絵本。ちょっとリアルな蛙の絵なので好みがあるかもしれませんが、お話がもう逸材!!!文がないんです。絵だけ。絵だけでお話が進んで行く。想像力の頂点にあるスタイル。絵の枠組みといい、最高のオチといい、今までに出会ったことのない絵本でした。蛙の絵のテイストさえクリアすれば、きっと万人ウケするだろうなぁ。とにかく、オチがいいの!!!!最高なの!!!

『ないしょのおともだち』:女の子とネズミの、ささやかで愛くるしい友情のお話。繰り返しや比較のなかで、ゆったりと穏やかに、お話しが進んでいきます。5歳の息子がハマり、「この本好き。」と何度も読んでいたのは正直意外でした。ひょんなことから出会った、全く姿形が異なる壁の向こう側の人(ネズミ)。小さな秘密を共有している仲間となり、こんな「友情」もあるんだよな、そうだよな〜と心がほっこりする絵本です。絵が繊細で丁寧なので、お話のテンポと一緒に眺めていて楽しいところも、お勧めしたいです。

鼻血マンの息子の隣で書き終えたぞ!!!母も寝まーす。おやすみなさい。



よろしければサポートお願いします!書くときに飲むコーヒーとスイーツ代にさせていただにます!