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09/08の日記

ずっと探しものをしているのだが、なかなか見つからない。趣味の話である。

ふとしたきっかけと時間のスキマで、昨日久しぶりにnoteを書いてみたが、この趣味探しを目的にnote書くことを再開してもいいのでは、と思う次第。

noteには羨ましいくらい自分のスキを語れる人が多い。みんなどこからそんなにスキを見つけてくるのだ。天性なの?

なぜ趣味を見つけたいのかというと、父親が趣味を探しているからである。父は自営なのでまだ働いているが、そろそろ潮時や引退や俺ももうここまでやぁ田舎帰るんや、と言いながら東京でそこそこバリバリ働いている。

そんな父だがやはり現実問題で引退も見据え、仕事辞めたら何しようかなぁ、などと溢すのである。

息子の僕がこんなことをストレートに言うのは酷だろうけど、父は仕事を辞めると必ずボケそうだ。趣味の一つでもないと朝から酒を飲みながら昼には出来上がってアマゾンプライムで異世界ファンタジーアニメとかずっと見てLINEで「これ最近見つけたんやけどおもろいで」とか連絡をよこしそうだ。考えただけでも返信に困るが、現実に起きそうだから尚のこと怖い。

まぁそれも立派な趣味じゃないか、と思うのだが、できれば父には異世界ファンタジーについては語ってほしくないし、もっとこう、体を動かす趣味を見つけて欲しいと思う今日この頃。

いやいや、親父の話ではない。自分の趣味の話だ。今からでも趣味の一つや二つ作っていないとぼくも異世界に行ってしまいそうなのだ。

そもそも趣味とはなんだと調べてみると、

1.専門としてでなく、楽しみとして愛好する事柄。
 「―は音楽だ」

とある。うおー、なんだか凄くピンときてしまった。自分はそれこそ、料理もするし映画も人よりは観る。運動も積極的にする方だし買い物も好きだ。お酒も飲める口である。でもそれらを趣味かと問われると、う、うへぇそ、そ、それは趣味とは言い難いでやんす、と突然に時代劇に出てくる薄汚い小悪党みたいな喋り方になってしまう。

なぜか?

あなたは、それらを楽しんでいないのではないですか?

と少しキツめの口調で誰かに言われた気がしたのである。そうか、楽しんでいないのか。

ご飯を作らなきゃとか、運動しなきゃとか、あの映画観ておかないととか、なんだか全てが義務になっているのではないか。そうか、楽しんでいないのか、と2回呟いてしまうのだ。

逆に言うと、楽しみなことがあれば、それは趣味と言えるのではないか。なぁんだそういうことか。

趣味をさがそう、ではなくて楽しいことを探してみよう。それもまた、なかなか難しい探しものではあるけども。

お蕎麦屋さん開きたい。