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もう中学生

目、渇いてますか?
僕の目はL'Arc~en~CielがHONEYで絡ませた風より渇いています。スマホの見過ぎ。

どうも、ザルソバです。

noteと紐づけているものとは別のアカウントですが、Twitter(現:Xだけど面倒なため以下Twitter)に登録して13年だそうで。
ってことは僕がTwitterに登録した日に生まれた子どもはもう中学生!?
もう中学生ってワード、芸人以外に初めて正しく使った。

Twitterの前に使っていたマイナーSNSから数えるとネットで人と繋がるようになってだいたい15年。
その頃から……つまり、真マジンガー 衝撃!Z編やけいおん!や仮面ライダーW!の頃に知り合って、今ではお互い投稿にいいねを付け合ってなんとなく近況を知ってるだけの関係の人が数人いることになります。

『血界戦線』第9巻収録の「BRATATAT MOM」は、大人の愚かな都合で離れ離れになった子ども達への懺悔(と決意)で終わりながら、当の子ども達はFa◯ebookで繋がってるというオチに唸らされる同作のベストエピソードの一つですが、ネットの人間関係は意外と固いものです。
(血界戦線の話は必要だったか?)

かと思えば人間関係なんて脆いもので、よく遊んでたのに1年ちょっとでアカウントを消して目の前から消えた人もいるし、アカウント作り直したけど僕には教えてない人もいるし。
あんなに一緒だったのに友達申請ひとつ通らない。

そういえば、先日仕事で某路線に久しぶりに乗ったときのこと。
仕事が終わって、帰りは座りたいと各停に乗っていたら「次は◯◯〜」と妙に懐かしい駅名がアナウンスされました。
行きは快速で通過して気付かなかったが、その駅は現在では何処で何をしているか分からない友達と、その昔たまに会っていた場所でした。

当時、お互い何をやってるんだか何をやりたいんだかよく分からないまま生きていて、お金も無い。
時間だけはあるから北口を出てすぐのスーパーでお惣菜と缶のお酒を買って、南口の河原で階段に座って飲みながらしゃべることで何も無い日を楽しい日だったことにしていました。

「光田康典さんがクロノトリガーの音楽を担当したのは23歳の時なのに俺ら何してるんだろう」
「それ、何歳になってもすごい人と比べ出すとキリがないから止めた方がいいっすよ」

あの時交わした会話は今でもはっきり覚えていて、懐かしくなってその駅で降りてみたら駅前の再開発の真っ最中でスーパーは無くなってたし、河原も工事中で砂利だらけになっていて入れませんでした。

ノスタルジーじゃ街は栄えねえからな!!!
想い出はいつもキレイだけどそれだけじゃお腹が空くってYUKIも言ってた。
駅前にスシローでもGUでも作って腹いっぱい食ったらええ。
成城石井でも快活クラブでも24時間のジムでも作ればええ。
河原に堤防を作って災害に備えればええ。 
思い出なんかに浸らずに目の前を見ろと公共事業からメッセージを受け取った気がしました。絶対に気のせいだし、そんなこと思ったらなら休んだ方がいいぞ。

もしかしたら、あの日メタルのこと分からないのに僕のNIGHTWISHの話を聞いてくれたあの人もイマジナリーフレンドだったのでは?

そりゃないな。他の人ともしゃべってたから。

広い都内でばったり遭遇することもあった人です。
お互い生きてりゃどっかで会うかもしれません。
その時は椅子に座って、缶じゃなくてグラスかジョッキで。
「小島監督は30代半ばでメタルギアソリッド作ったのに」
「それ止めた方がいいっすよ」
「この会話いつぶり?」
「13年」
「もう中学生!?」


おしまい

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