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#52 世界最強の日本の小売業


1.世界最強の日本の小売業

今回は、日本の小売業の競争力、特にスーパーマーケットやコンビニの強さについてです。最近は日本のECや小売業が海外の巨大企業に勝てないという意見もありますが、私は日本の小売業は世界の中でも真似できないほどに優れていると思っています。

例えばフランスにはコンビニが存在しません。その理由としては、フランスの労働に関する規制が厳しいためだと思います。
日本のコンビニは24時間365日営業し、商品の品揃えや品質管理が非常に高いです。例えばセブンイレブンの商品開発能力は群を抜いており、食品の品質は多くの飲食店よりも高いと感じます。フランスのような厳しい規制がある国でも、DXやキャッシュレス、無人陳列などの技術を駆使して、日本のコンビニモデルを展開することが可能だと考えています。また、スーパーマーケットにおいても、アメリカのホールフーズなどと比較しても、日本の品揃えや新鮮さは非常に高いレベルにあると感じています。
また、109ブランドの事例を挙げると、日本のブランドがヨーロッパのラグジュアリーブランドのスタイルを迅速に取り入れ、日本の市場に合わせて販売することで成功しました。このビジネスモデルは後にZARAなども採用し成功しています。これは、日本のビジネスモデルの先進性を示しています。

日本の小売業、特にコンビニの競争力は非常に高いと私は考えています。世界にはまだまだ日本の優れたモデルを取り入れる余地があり、これを上手く展開できれば大きな成功が得られると確信しています。
私自身も「小麦の奴隷」というパン屋のビジネスモデルをヨーロッパやアメリカに展開できればいいと考えております。

2.日本の鉄鋼業の未来

今回は、日本の鉄鋼業についての課題と変化についてです。
現在、カーボンニュートラル、SDGs、ESGの文脈の中で、CO2排出の多い高炉の廃止など、鉄鋼業の大きな変動が進行中です。

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