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Une Semaine à Zazie Films 週刊ザジ通信【11月29日㈬~12月5日㈫】

今年もアッという間に12月、師走です。私の師走は、毎年12月第1週に行われるNAHAマラソンで始まります。2001年から出始めて、コロナで中止になった2020年、2021年を挟んで、今年で連続21回目の出走。ちなみに21回のうちの2回は社員旅行で出かけて、社員の希望者がレースに出ました。「それはマラソン・ハラスメント、いわゆる“マラハラ”(そんな言葉はない)にあたるのではないか?」という疑念を抱かれる方もいらっしゃいましょうが、あくまでも希望者のみが出走して、決して参加を強制したワケではありません。ホントです!

で、今年は例年通り一泊二日弾丸での単身参加。一年に一度、現地で会うNAHAマラソン仲間たちとの前夜祭飲みの後、桜坂劇場さんにザジ35周年カレンダーをお届けに寄ってからホテルに戻り、早めに床に就いて、翌朝は5時起き。前の週にNAHAの最終調整(一丁前に…)のつもりで出た10キロの小さな大会で足底腱膜を痛めてしまっていたので、肝心のレースは果たして完走出来るか微妙だったのですが、大会自己ワースト記録を樹立したものの、無事制限時間内にゴールに辿り着くことが出来ました。30キロ過ぎからジリジリとスピードが落ちて来て、傍から見たら歩いてるのと変わらない状態に陥っていたのですが、37キロ地点で前方に見知ったお姿を発見。映画『人生はマラソンだ!』の宣伝の一環でロッテルダム・マラソンに一緒に出場した某作家の方を見つけて、以降は抜きつ抜かれつ。遅れを取るまい!と結果スピードを上げることが出来ました(ラスト800メートルでスパートをかけられて、姿が見えなくなって完敗でしたが)。

今年は全国から18,000人あまりのランナーが参加しました(コロナ前、最盛時は30,000人(@_@))

こうして毎年参加出来るのは健康だからこそなのですが、会社がちゃんと存続しているからこそ、でもあります。その会社が存続しているのは、入場料を払ってうちの会社が配給する映画を観に来て下さっている皆様のおかげ。皆様への1年の感謝の気持ちを胸に、今年も42.195キロを走り抜けました(ホントかよ!って感じですよね)。今年はこれで“走り納め”…と思いきや、実は来週もう1本、マイレージ修行を兼ねたレースが控えています。健康を害さない程度に頑張ってまいります。

マラソンの話はこれくらいにして…。

今週の大きなニュースは、今年7月28日をもって閉館した名古屋シネマテークの跡地に、新しいミニシアター ナゴヤキネマ・ノイが来年2月予定でオープンすることが発表になったこと。12月5日に現地でプレス向けに説明会が行われました。元シネマテークのスタッフの永吉直之さん、仁藤由美さん、2019年に急逝したシネマテークの元支配人、平野勇治氏のパートナー安住恭子さんが共同代表となっての新たな船出。クラウドファウンディングも始まっています。7月のシネマテーク閉館直前、“ジョン・カサヴェテス レトロスペクティヴ リプリーズ”を上映中にお別れのご挨拶に伺ったのは当通信でも書きましたが、それから5ヵ月ほどを経った、この年の瀬に届いた朗報です。コロナ禍以降、ミニシアター業界は暗いニュースが多かったのですが、2024年は明るい年になれば…と心から願わずにいられません。

そうそう!和歌山にもミニシアターが誕生したのはご存知でしょうか?和歌山市の北ぶらくり丁という商店街の中のビルの一室に、10月にオープンしたシネマ203という座席数20席ほどのミニシアター。11月に“ジョン・カサヴェテス レトロスペクティヴ リプリーズ”を、ジストシネマ和歌山との共催という形で上映して下さいました。運営されているのは高水美佐さんという方。夏にブッキングのお電話を頂いた際、お名前を伺ってビックリ!ザジでは2010年12月公開のミヒャエル・ハネケ監督作品『白いリボン』のパブリシティを担当したのですが、その時の配給会社側の宣伝プロデューサーがこの方だったのです。2人で頭をしぼって「美しい村  静かな暮らし  聴こえてくる魔物の足音」というキャッチコピーを作ったのを良く覚えています。

昨日の朝日新聞 和歌山版に記事が出ていたのをFacebookの投稿で知りました。忙しさにかまけて先月の上映期間中は電話の一本もかけそびれてしまいましたが、いつかお邪魔してみたいです。

さて。先々週の当通信で告知した【ザジフィルムズ35周年記念 アニエス・ヴァルダ カレンダー】プレゼントですが、おかげさまで多数の方からご応募頂きました。応募方法をX(旧ツイッター)フォロー&リポストとさせて頂いたので、フォロワー数も100以上増えました。有難うございます。2週間の応募期間を終え、昨日締め切って速攻で抽選。当選者10名には既にXのDMでご連絡済みで、送り先のお名前、ご住所を教えて頂いた順に明日から発送作業を行いますので、弊社からの一足早いクリスマス・プレゼント、どうぞお楽しみにお待ち下さい。今回残念ながらハズレてしまった皆様、40周年を待たずに(当たり前)また何か企画しますので、これに懲りずにご参加下さい。

ご覧のような梱包でお送りします。

texte de daisuke SHIMURA











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