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破滅に至る病

ヒトを一番殺しているものをご存知だろうか。蚊である。
蚊はマラリアやデング熱を初め、様々な病気を媒介することで知られている。

では、2位は何であろう。

日本で2番目に標高が高い山の名前を多くの人が知らないように、一位の影に隠れてはいるが、それは「ヒト」である。

ヒトがヒトを殺す、そんなことはあってはならないと思うのが人情であろう。
しかし、戦争での死者を抜きにしても事実年間世界で40万近くの命が人の手によって奪われているのである。(ゲイツ・メリンダ財団より)

多くの動物で同種殺しをすることが知られていが、ヒトには他の動物に無い大きな特徴がある。
同種殺しをする生物の多くは子供や赤子を殺しているのに対し、ヒトは大人を殺す割合が非常に高いのだ。認知能力に乏しい他の生物であれば、弱い子供を殺して食うことはしばしば起こるが、ヒトにもそれが当てはまるとは考えにくい。


もしかすると、本当にもしかするとなのだが、人類の歴史はヒトと全く同じ姿形をした生物が別枠で進化し、共存してきた姿なのではないだろうか。

つまり、見た目はヒトそのものだが、実は脳の構造が全く違っており、性格の形成(主に暴力性)になんらかの影響を与える遺伝子が働いているということである。

生物には種間競争というものがある。
違う種の生物が共通の資源を奪い合う状態にあることをいうが、この競争に負けたものは種として衰退の一途を辿っていく。


"ヒト"に見える「何か」は、自身の種の繁栄のため有利に働く遺伝子に突き動かされているとしたら。
人間社会と共存し、ヒトを殺すことが自身の種を繁栄させる生存戦略だとしたら。


あなたの隣にいる人は、本当にヒトですか?

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