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監査法人から税理士法人への転職を考える

監査法人から税理士法人へ転職するのも選択肢の一つです。

税理士業界は慢性的に人手が不足しています。
大手税理士法人は通年で採用を行なっていますので、税務の道は常に開かれています。

監査法人で働く公認会計士の中で、税務の世界に興味を持っている人は多いのではないでしょうか?


公認会計士が税務に移りたくなる動機はいくつもあります。

1.身近な資格である
申請すれば税理士登録できますので、身近な資格です。


2.独立開業につながる
税務実務ができれば、独立開業への道が開けていく可能性があります。


3.全てを把握したい
監査クライアントは大会社であるため、規模が大き過ぎて個人で理解できる範囲を超えています。中小企業の会計税務全体を把握してみたいと思うものです。


4.経営者と対話したい
監査は財務経理の立場の方とのやりとりです。会社のトップや経営陣と話をし、仕事を進めたい気持ちは強いはずです。


5.クライアントに感謝されたい
監査は企業の作成した財務諸表の適正性を、独立した立場からチェックする仕事です。
疑いを持ってチェックする役割ですので、クライアントから感謝されず、疎まれることも多い立場です。その点、税理士は顧客の立場に寄り添うので、感謝されることが多いです。


6.監査調書作りという単調な仕事に飽きる
監査調書をどう綺麗に残すかという単純作業に追われる仕事に、年次を重ねるごとに刺激を感じなくなっていきます。


7.コンサルティングをやりたい
自分で考えて提案するようなクリエイティブの要素のある仕事を、会計税務の知識を使ってやってみたい。


8.昇進の停滞
スタッフからシニアスタッフになり、シニアスタッフからマネジャーに上がるまでに時間がかかるケースがあります。
大手監査法人では、毎年優秀なスタッフが数百人入ってきますので、後輩が自分より出世する場面も出てきます。


9.パートナーまでは上がれないと感じる
今の自分のポジションや評価を考えると、1番上まではいけないと、この先の限界を感じてしまうことがあります。


10.辞めてうまくいっている人が羨ましく見える
監査法人を辞めて、コンサル会社や事業会社に転職した同期の話を聞いた時に、何だか羨ましく感じたり、このまま監査法人に残っていていいのかと考えてしまうことがあります。


税務の世界に移ることも選択肢の一つです。
監査法人で培った知識や経験も、必ず強みになる場面が出てきます。

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