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旅館 日の出温泉

1月の長野県下諏訪町の毒沢温泉 神の湯に続いて温湯の温泉第2弾は、
山梨県日の出温泉に決めていた。
なにもいくら暖冬と言っても、真冬に温湯ぬるゆはなかろうがですが、
さすがに毒沢鉱泉の10度の温湯は手足もかじかむ、「それは無理」な世界。でも、こちら山梨県笛吹市の日の出温泉は、人肌36度の絶妙な湯温。期待も膨らみます。

石和駅方面から来ると、車がやっと1台通れる狭い橋を渡る。やがて右手に日の出温泉の建物が見えてくる。
もう少しひなな旅館を想像していたので、思ったよりりっぱな佇まいだった。
日帰り入浴もやっているので駐車場は広め、特に看板もなかったようななので、普通は右側のりっぱな方が玄関だろうなと向かうも戸が開かない。
あれっと、左側の入口に向かうとこちらはお風呂への日帰りの方の入口っぽい。改めて玄関に向かうとなんと引き戸でした(その場で確認しろってw)

感じのいい女将さんに受付をして頂き、案内はエレベーターまで。

部屋はトイレ、洗面付きで落ち着いています。お布団は敷いて頂くようにお願いしていました。

さあ、感動の温湯に向かいますよ~
2月の寒い時期だったので、お風呂までの渡り廊下がやや寒い。
先客が2人だったが、1人は日帰り入浴の方で入れ違いで帰って行った。
そんなに広い浴室でもないので、「こんにちは~」の後にはなんとなく静寂が広がる。その女性は泊り客のようで、お風呂の時間が良くぶつかる。
男湯の方は日帰り入浴のお客さんが多かったみたいで、けっこうな混雑だった様子。

露天は冬はやってなさそう


その女性は温湯の湯口を避けて沈んでいた。後からで申し訳ないけど湯口に近い所に陣取った。「わあ、めっちゃ泡付きだわ」感動!
36度の不感温度が心地よ過ぎて頭が無になってすべて流れていきそう。
あまり湯口に陣取るのも申し訳ないので、するすると入り口に移動する。
と、その女性も湯口に移動してきた。お互い無言である。
温泉の過ごし方として、地元の方や行きずりの方との語らいも好きだけど、
こうして無言で通じ合えることもとても尊い。
お互い「お主、分かっておるの」ってな感じ。

いい時間になって42度の石和温泉の源泉の方に移動する。
かすか~に消毒臭、気にしないとわからないレベル。
暖まってからまた温湯と、交互浴はエンドレスに続く。
温湯の方は、日の出温泉の自家源泉なので飲泉もできる。癖のないやわらかいお湯だ。私の方が先にギブで上がる。
ドライヤーは部屋のみ、乳液っぽいのがあったかもしれない。

夕食は1階の食事室で頂く。
この日は4組。男性と女性の単独の方が2名。うちともう1組が夫婦だった。
適度な間隔。
食事は一般的な旅館のものですが、天ぷらは揚げたてが来ました。
頃合いを見計らって、女将さんがおかわりを聞きに来てくれます。
デザートもあったと思うのだけど記憶喪失w

魚介類の鍋、盛だくさん

6時からの朝風呂に向かう。
ちょうど女将さんがお掃除を終わったところで、にゃんが女将さんの後をついてまわっていた。かわいい~
その後、このにゃんを見掛けることはなかった。
朝食までの時間、ずっとお風呂で過ごす。あ~出たくない。
相方は夕方のお風呂が混んでいたので、夜間に独泉でのんびりと浸かったみたいだ。

朝食です。やっぱり白飯がいいです。
お代わりがほかほかでした。食後にはコーヒーを頂きます。

宿泊料金もお手頃だし、気取りのない家庭的なお宿です。
このお湯を目当てに何度でも通いたい。

日の出温泉成分表
石和温泉成分表

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