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イベントとカレンダー

映画スター・ウォーズのレイア姫として有名な女優キャリー・フィッシャーさんが、60歳にして亡くなった。そのニュースが流れるや、日本国内にいる友人、アメリカやカナダにいる友人、南アフリカにいる友人が、ほぼ同じタイミングで "rip princess Leia..." と投稿をし、わたしのタイムラインは彼女の死を悼むメッセージで埋め尽くされた。そうか、誰かの死という出来事は、タイムゾーンという概念を飛び越えて同じ瞬間にやってくるのだ。

人の行動に動機付けを与えるイベントには、カレンダーにあらかじめ刻まれているようなスケジュール済みのものと、フィッシャーさんの死のような偶発的なものがある。多くはカレンダー ドリブンなイベントで人は行動している。クリスマスだからと乾杯し、年内最終ゴミ回収日だからと焦燥感にかられて部屋の片付けをし、お正月の用意をしなくてはと買い出しに出かける。一方、偶発的なイベントによって動かされる時、気持ちの整理がつかず翻弄されることがあるものの、時間の概念から解放されていることに気がつき清々しい気持ちになる。

真っ白なカレンダーと偶発的なイベントに身を委ねて生活してみたら豊かな暮らしができるだろうか。
そんなことに想いを馳せている。


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