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楠わいなりー ピノノワール 2014

北信州 須坂市のワイナリー。20年間サラリーマン人生を歩んだ楠茂幸氏が、お父上の介護をきっかけにUターンをし、土地の風土を生かした仕事をとワイン醸造家を目指しオーストラリアで修行。2004年からぶどうの苗付けをはじめた。醸造家の真面目さと土地への尊敬と信頼と愛情を感じるストーリーにどんなワインなのかと興味がわく。

楠氏のワインを多く取揃えるワインショップの棚では、2015年のG7長野県・軽井沢交通大臣会合のウェルカム レセプションで供されたという2014年ヴィンテージのシャルドネが推されていたが、敢えて、大好きなピノノワールを選んだ。

抜栓。最初の印象は強い樽の香り。全体的に濁りがあるルビー色。澱と混ざってしまったのかと心配しながら一口含む。舌先に嫌なざらつきはないので保存状態のせいではないような気もする、が、、本当のところはわからない。ピノノワールらしいスパイシーさと甘い果実味。

1時間ほど抜栓してから経過して再び口に含む。甘みが消え、かわりにスパイシーさが増していた。土の香りも抜栓時より強く感じる。変化があり楽しめる。

これはしっかりとピノノワールだ。

裏ラベルに書いてあったメッセージより
「楠わいなりーでは北信州のピノノワールに大きな可能性を感じています。(中略) 未だ試行錯誤ではありますが、2007年ヴィンテージより経験を重ねてきており、今後がとても楽しみです。」

本当に今後ますます楽しみだ。

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