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人口の話:明治~戦後~高度経済成長~バブル崩壊~少子高齢化そして令和

 ある日先輩や同期が一冊の本を持って話し込んでいた。
「41歳寿命説」
そ、それは衝撃的でした。
でも自分達は年金もらえなさそうだし、人工着色料で甘さよりも最初に苦い味がする氷アイスも夏休みには毎日のように食べてたしなぁ...まぁ、全くあり得ない事でもないかも。

 これと前後した時期に、明治時代の初め頃は人口が3000万人だったという話を上司から雑談で聞いた(正確には約3,300万人)。
これが少子化が政策のトレンドに上るきっかけとなった1.57ショック(1990年6月9日)の後だったので、尚更よく覚えていたけれど。そうか夏目漱石が生きていた頃の日本人人口がそれくらいだったなら優秀な人材だって当時の様にたくさん輩出できるだろうし、それほど心配しなくてもいいんですね?って。

でもその後少子高齢化や介護・子育て支援が政策のトレンドになっていった。

【年金の財源】が足りないとか【労働力が足りない】という為だけに子供に成長してもらうのか??頭数が足りればいいというのだろうか?それでは生まれてくる子供達が気の毒じゃないか?

こんな素敵な日本だから次の世代に伝統や文化を伝えて残したいというのならいざ知らず...

息子がニュージーランドに一時留学し帰国した後で、「ニュージーランドって人口400万人*しかいなんだよ?日本が多過ぎるのかも?」と言っていた。
*2013年のNZ人口は445万人。

私もその話をした場面では他の国を見てそう感じる。

高齢化し続ける間は、想像以上に厳しくなっていくと思う。
でももう一度明治時代の初め頃に戻って再出発をすると思えば、
日本の国土を大事にしながらその特徴を生かし、
一人一人がしっかりと生きられる時代を迎えられると思うのだけれど。

AIに単純作業的な仕事を任せ、
一人二役以上をこなせる様な自由で伸び伸びとした、
令和ならではの社会を思い描く必要がありそう。