見出し画像

バンコク生活が退屈だ。

老害にならない所作として、伊太利亜伊達男こと高田純次氏は、昔話・自慢話・説教の3つはしないよう心掛けているらしい。素晴らしい心構えだ。見習いたい。さらに私は、プライバシーにずかずか踏み込む質問をしないということも心掛けたい。

さて、昔話をする。
バンコクの港区と言われているのはトンローである。確かに、洒落た店が多く外国人率が高い。そんなトンローでも昔は象が偶に歩いていた。夜中、車を運転している際に象にぶつかりそうになり驚いたものだ。暗い通りに巨大な物体がライトを付けずにゆっくり歩いているとは想定できなかった。タイらしい思い出である。

今のトンローはどうか。個性的な飲食店や個人商店がなくなってきており、高級コンドミニアムに取って代わってきた。残念な話だ。トンローには15年間住んで、3年前にバンコクの東の街に引っ越した。

トンロー以外のバンコクの街はどうか。重厚な渋滞と画一的なショッピングモールばかりだ。モールの内装・外装は「はい、私はお洒落です。たくさん私の写真を撮ってSNSに上げてくださいね」という有り様だ。

泥臭くブルージーなロバジョンなバンコクはどこへ行った。野に咲く花はどこへ行った。♭7thなバンコクを望めないならば、いよいよバンコク都から離れよう。都落ちだ。

バンコク都の隣接県に引っ越す準備を始めた。♯9thなジミヘンコードな雰囲気が残っている街並みだ。象はいない。物件は既にいくつか内見している。「全裸さん、どこに引っ越すのかな」と気になる方もおられるでしょう。否、おられない。引っ越し先が決まったら直ぐにXで報告します。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?