tomoのプロフィールと商業高校生向けnoteの目的

tomoの経歴と本note執筆の背景


はじめまして。tomoです。
現在は東京でITベンチャー企業を経営してます。
田舎の廃校寸前の商業高校を卒業後、地方の大学で情報分野と経営分野の両方を学び早慶どちらかの大学院に進学しました。大学院卒業後、Webベンチャーでエンジニアとして働き、PMやマーケティング、事業責任者としての仕事を転職とともに経験し、今はITベンチャーを経営する立場です。
この立場になるまで非常に遠回りをしながら生きてきました。社会に出て様々な事業づくりを通して、自分自身の能力不足を感じ、その原因は自分自身の10代の過ごし方にあったということに気づきました。自分の周りにいる日本を背負って立つような優秀な若者は、中学・高校時代から、そのような大きな夢に向かって自身のキャリアを考えながら、学びに大きく投資して生きてきたことを知り、僕はいかに生ぬるいのほほんとした高校生活を送ってきたんだろう、と非常に大きな後悔をしました。
このような問題がなぜ起こるのかを考えた時に、商業高校や商業高校に通う家庭において、キャリア教育は学習環境に大きな問題があることに気づき、それ以降、商業高校生のキャリア教育の無さ、貧弱な学習環境、各家庭の学習への投資状況に大きな問題意識を持っていました。
そのような問題を解決する方法を考えていたところに、新型コロナウイルスが流行し始めました。ほぼ確実にこの新型コロナウイルスの影響は年単位で続くことになるでしょう。デジタル化が進んでいない高校生の学習環境も、大きく影響を受けているはず。非常に沢山の学びを得て、人間的にも大きく成長でき、これからの人生の土台を作るであろう大事な高校時代に新型コロナウイルスによってまともに勉強できない期間が続くということは、高校生にとって本当に重大な問題だと思います。

そのような状況の中で商業高校生に対して、なんとか自身のキャリア戦略や人生設計、将来の人間的な成長につながる土台作りにつながる考え方を提供できないかと思い、本noteをはじめました。

このnoteの目的

このnoteの目的を下記のように設定しています。

・商業高校生に最高の人生を送るためのキャリア戦略を考えるきっかけを提供する
・オンライン上で最適な学習環境(仲間、情報、教材)を提供する・学習習慣のきっかけづくりを提供する
・何事に対しても情報収集・情報整理を行い、本質的な情報から物事を考える戦略的な思考能力を提供する
・多様な世界の情報を提供し、商業高校生の人生設計における後悔を最小化する

商業高校生は高校生の中でも非常にマイノリティな存在です。平成30年の日本における高校生は全体で約322万人。このうち普通科の生徒が約72%を占めています。そして商業科の高校生は全体のたった5%です。総合学科の商業系の学生を足し合わせても全体の7%程度でしょう。
インターネット上にも、本屋に行っても、普通科向けの参考書やキャリア戦略・大学受験戦略は溢れている一方で、商業高校生向けのものは皆無です。
また高校生向けの学習塾は街中にある一方で商業高校生向けの塾なんて聞いたことがありません。
普通科の高校生は、たくさんの参考書やWebを参考に、自身のキャリアや受験戦略を考えることができますし、塾や家庭教師に勉強を教えてもらうことができます。同じ高校の仲間だけではなく、塾やオンラインスクールを通じて、同じキャリア戦略や大学合格を目指すたくさんの仲間と知り合い、受験のための情報交換や長い受験勉強期間を励まし合いながら進むことができます。商業高校生は、商業高校向けの塾や家庭教師もなく、他の商業高校で学ぶ優れた仲間や自分より先を行く仲間と知り合うこともできず、受験やキャリア等の進路に関する情報も自分の属する学校の進路相談から得られる情報だけとなってしまい、非常に拙い情報だけで将来を決める形になってしまいます。
また家庭における学習への投資状況も大幅に違います。平均的な高校生における毎月の学習補助費(参考書・塾代等)はおよそ17000円ほど。これだけ学習にお金をかける商業高校生はほとんどいないと思います。
また、子供の学力と親の学歴・収入は相関関係にあり、一般的に親の年収が高いほど家庭ほど子供の学力も高いという結果が出ています。世帯年収が400万円台と1000万円台では3〜4倍程度の子供の学習に対する投資額の差があります。僕の育った家庭は裕福ではなく、両親も高卒で親戚にも大卒がほぼいない状況であったため、家には本もなければ参考書もない、親も勉強方法を教えてくれない、勉強する必要性もプレッシャーもない、という状況でした。このような「出身階層」によって学力に決定的な差がでてしまう状況が存在することは刈谷さんの「学力と階層」という本の中で詳細に述べられています。
このような状況下において、勉強する環境も貧弱で、同じ目標に向かって頑張る仲間も少なく、将来を決めるに当たりたくさんの情報の中から最適な人生設計をすることができない商業高校生に対して、なんとかそれらの問題を解決する道標と方法を提供したいと思い、本noteをはじめました。
最適な学習環境を整え、商業高校に入学したことを活かし、就職・進学において最適なキャリア戦略を設計し、同じく目標に向かって頑張る全国の商業高校生とつながれる。商業高校生がそうなれる後押しをインターネットの力を通じてやることができたらな、と考えています。
このnoteだけではなく、将来的には商業高校生専用のオンラインコミュニティや教材アプリの開発といった部分も皆に届けられたらな、と考えています。

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