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つけたしだと


江戸川を海の方へ下る途中に
国府台と言う高台がありそこには
様々な木々が茂っていて青空との
区切りを深緑に大抵通年形成して
いるのだが
(京成線の国府台は台の下 坂の
起点に駅がある)

その緑の形を彫刻しているのが
私だという老人と三十年前に会って
キスアンドテル
(暴露するという意味だそうです
松本圭二氏命名)
と言う同人雑誌にそのときのことを
雑文として書いた
よかったら 読んでみてください
って そんなもの読めるわけない
誰も持っていないんだから









あ ちなみに私が受験の時
国府台高校は定員割れした
そこそこの成績ならば合格
したってわけ
戦後にできた旧制市川中









窓際の水槽に小さなテナガエビを
加えた
小さなテナガエビは小さいなりに
長い手を伸ばして時折水槽の
壁を上下している
その様が天国に召されるようで
堕天使が追放されているようで
ライブで掲げた腕を振るようで
飛行機へ降る手のさよならのようで
たまに帰る死んだ恋人をむかえる
両手の忙しい動きのようで
死んだ恋人のいないひとのあわて
ふためきの様子ようで
見ていて切なくなってくるようで











大抵の詩は長いと思うんです
ここで終わり とおもうと次のページ
それがつけたしだと思えてしまうのですよ

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