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金持ちの転落映画から学べる人生に大切な”3つ”のしくじりー「クイーン・オブ・ベルサイユ 大富豪の華麗なる転落」ー

 タイトルの通り、この『クイーン・オブ・ベルサイユ 大富豪の華麗なる転落』は人生において幸せを感じるためには、仕事と家族の両方がうまくいく必要が学べる映画です。

そしてなぜ幸せを感じるためには、仕事を家族の両方がうまくいく必要があるのか?についても詳しく解説しました。人のしくじりから学ぶことは非常に多い。それを感じられる映画です。

※ここから先はネタバレ注意です

1.映画のあらすじ

ネタバレ注意


 『クイーン・オブ・ベルサイユ 大富豪の華麗なる転落』は、1時間41分の映画です。

 100億円でベルサイユ宮殿を、アメリカフロリダに建設を決意

 元モデルにして限りなくグラマラスを追求する女性、ジャッキー・シーゲルと共和党からジョージ・W・ブッシュを大統領にのし上げた男、デヴィッド・シーゲル。貧乏だった頃も経験した二人が、タイムシェア(不動産関連業)という事業でアメリカン・ドリームを体現し、巨万の富を得た夫妻は、総工費100万円をかけ、フランス・ベルサイユ宮殿を模したアメリカ最大の自宅の建設を決意。

 ちなみに夫妻は元々2500平米もの巨大な邸宅に暮らし、車はロールスロイスファントム、自家用ジェット機も所有し、7人の子供も授かっており、これほどにない恵まれた環境にいました。

 アメリカンドリームの頂点からどん底に。まだまだ夢見るジャッキー。建設中の宮殿はどうなる!?

 10のキッチン、30のバスルーム、500人収容のパーティーホール、はては映画館や水族館、25mの滝まで模したベルサイユ宮殿の建築は順調に進み、ふたりはアメリカンドリームの頂点に立つ直前でした。そんな折、二人を突如襲ったのは、リーマンショックとそれに続く世界的金融危機。

もちろんふたりも難を逃れることはできず、あっという間に1,200億円の借金を抱える身に。しかし深刻な事態をどこまで理解しているのか、妻ジャッキーの出費は止まらない。マクドナルドのドライブスルーに運転手つきのリムジンで乗り付けておきながら、自らを”一般人”と呼ぶハチャメチャぶり。しかし夫デヴィッドは金策に奔走し次第に追い詰められていきます。

ふたりの間の溝は深まるばかり。もちろん、彼らのベルサイユ宮殿の建設も中断されたままです。

夫の会社は、かなり大きな会社でしたが、銀行から融資を断られ、従業員の給料を支払えないことなどを理由に何百人といた従業員は1日でたった何十人と解雇されてしまいました。

タイムシェアでは、大きなお金を銀行から借りていたため利息や借金の返済を求められていましたが、リーマンショックで事業がうまく行かず夫は24時間365日のように金策に奔走しています。

夫は次第に家族へのサービスもすることがなくなり、愛犬とだけ一緒に自室で仕事や余暇にふけるようになってしまいました。家族が「パパ愛してるよ」と言っても、「俺のことを愛しているなら電気を消してくれ」と言う始末。

それほどお金を切り詰めることに一杯一杯になっていたのです。

自社ビルを競売にかけて売ってはどうかと融資を受けている銀行から言われても断り続けていました。そして建設中の「ベルサイユ」を建設中で7500万ドル、完成したら1億ドルで売却するという広告を出して、購入者を募りましたが、一向に買う人は現れませんでした。

そもそもそんな高い住宅を買える人がいませんし、立地的にも少し悪いため、「ベルサイユ」を買う人はいなかったのです。

2.しくじりと人生を失敗しないために大切にすること

教訓

 私は『クイーン・オブ・ベルサイユ 大富豪の華麗なる転落』から学ぶしくじりは3つあると思います。そして以下ではそうしたしくじりで人生を失敗しないために大切なことを紹介します。

①自分を支えてくれている家族への愛情を忘れてしまう

愛情不足

 夫のデヴィッドは、仕事がうまくいかなくて自分を支えてくれているはずの家族への愛情を忘れてしまっていました。

今の自分があるのは、それを支えてくれている人がいるからです。その人への愛情が途絶えてしまったら、関係はギクシャクになり、仕事も円滑に進まなくなってくるケースも多いのです。

例えば、デヴィッドの行動として、仕事がうまくいかなくなってからは

・みんなとご飯を食べることはせずに、自室で愛犬と2人きりでご飯を食べる
・電気をこまめに消さない家族に小言を言う
・妻ジャッキーからキスをせがまれても「おばあさんとはキスをしないよ」
 と言う始末

こういう行動が目立つようになっていました。

 自分を支えてくれている家族への愛情を忘れてしまうと、仕事もうまくなってしまいますし、自分の癒しの場が一つ減ってしまうことになります。

どんな時でも、自分の家族への愛情は忘れないようにしましょう。

②仕事がうまくいかないことで周囲へイライラをぶつけてしまう

イライラのイメージ

 2つ目のしくじりは、「仕事がうまくいかないことで周囲へイライラをぶつけてしまう」です。

 1つ目のしくじりと共通点があるのですが、仕事がうまくいかずに周囲へイライラをぶつけてしまうと、相手からも嫌な反応が返ってくることになります。それが余計に自分のイライラ度を上げてしまって、さらに周囲へ当たってしまうという負のスパイラルを引き起こすのです。

例えば、デヴィッドは仕事がうまくいかずに妻や仕事の部下にもきつく当たるようになってしまいました。そして滲み出るイライラ感溢れるオーラ。

相手は自分を映す鏡という言葉をよく言われます。

自分がイライラしている態度を相手にすると、その相手も自分に対してイライラしてしまうのです。そうすると人間関係は円滑に進みません。

だから仕事がうまくいかないことがあっても、周囲へイライラをぶつけてしまわないようにしましょう。

③一度裕福な暮らしを経験すると節約に耐えられない

裕福と貧乏

 最後のしくじりは、「一度裕福な暮らしを経験すると節約に耐えられない」です。

なぜなら裕福な暮らしを経験すると、その暮らしが自分の中のスタンダードになり、その下の暮らしに惨めさを感じてしまうからです。

映画の中でもジャッキーは、デヴィッドが金策に奔走しているにも関わらず、運転手つきのリムジンを乗り回していましたし、子どもへのプレゼントも過大にあげていました。

ジャッキーは、好きなものを好きなだけ買える生活に慣れてしまっているので、節約に耐えられなかったのだと思います。


 実際あなたも経験がありませんか?

 スターバックスを日常的に利用し始めると、マクドナルドのコーヒーが飲めなくなるような現象。

また男性であれば、車好きな人も多いので借金をしてでもかっこいい車を購入し、維持費をかけてでも乗り回している人もいませんか?

実際一度裕福な暮らしを経験すると節約に耐えられないのです。

だからこそ大切なのは、「本当に大切なことだけにお金を使う」ということです。

特に大事なのは、「収入の10分の1を天引き貯金する」と決めること。

こうすれば、残り10分の9で何を大切にしてお金を使おうか考えるようになります。

人間の欲望には際限がありません。良いものを手に入れても、またすぐに新しいものを欲しがってしまっている。それが人間の性です。それであれば、その欲望の導火線に火をつける前に自分で自分の欲望をコントロールするようにしてください。

自分の暮らしは他人と比べず、必要最小限にするのが大切です。

3.まとめ

まとめ

 『クイーン・オブ・ベルサイユ 大富豪の華麗なる転落』の「あらすじ」と「しくじりと人生を失敗しないために大切にすること」を紹介しました。

 この映画は、貧乏だった人が頑張ってお金持ちになり、その過程で色々なものを手にすると同時に最後は大富豪から転落してしまうという話です。

 「お金が手に入れば、幸せになれる」とはこの映画を見た後では口が裂けても言えません。ただし、幸せになるためにはある程度のお金が必要なのも事実。

お金持ちが失敗する方向を知っておくには最適の映画です。

 今後も偉人の名言や行動を通して、あなたの人間関係やお金、生き方、健康などの悩みを解決する手助けをさせていただくので、良ければフォローお願いします。サポートもお待ちしています。

最後まで見てもらって、本当にありがとうございます
また次の記事で会いましょう!

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