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【感想】『新ナニワ金融道R(リターンズ)』ー人の恨みは買うなー

今日もご覧いただきありがとうございます!

確実に不幸になる方法があります。
それは、「人の恨みを買う」ことです。

実際、元アメリカ大統領のリンカーンも人の恨みを買ってしまい、決闘に発展しそうになったこともあります。それくらい人の恨みを買うことは、恐ろしいことです。

 今回の『新ナニワ金融道リターンズ』(以下:リターンズ)では、そんな人の恨みを買ってしまったからこそ、失敗する話がたくさん出てきます。その中での、自分が、今後も大切にしたい教訓を紹介します。

※『新ナニワ金融道リターンズ』は、『ナニワ金融道』、『新ナニワ金融道』の続編漫画になります。

作品の要約

 リターンズでは、主に以下の4つの話が繰り広げられます。

1.不幸の洪水男の物語

 リターンズでは、1〜2巻がこの話です。

 キーワードは、「脱サラ企業」、「不倫」、「介護」、「親戚の裏切り」、「離婚」、「家全焼」です。

 このキーワードを見てもらうと分かりますが、この男は年収そこそこのサラリーマンから一転妻も家もお金も失い、どんどんと不幸を呼び込んでしまっていました。

 中小企業の勤続10年、やり手主任がついに脱サラ企業をして、事業を営む話です。事業内容は、以前勤めていた会社とほぼ同じで、美容院へのシャンプーなどの納品や美容品開店へのコンサルティングなどです。

 その事業資金のために、帝国金融からお金を借りることになりますが、まず奥さんが会社の経営者と不倫していて、それがバレて、不倫元と慰謝料の掛け合いの大騒動になります。

 また脱サラ男の実父が、認知症で介護が常時必要な状態。姉の夫(義理の兄)は、プータローで事業が失敗した後は、働かずに遊んでばかりいます。義理の兄は、脱サラ男のお金をむしろうと色々な方法を考えて、実行していきます。

 不倫問題から、夫婦間の信頼を無くし、結局離婚。子供の親権も争うことに。

 最終的には、認知症の実父のタバコの不始末が原因で家が全焼してしまいました。

 ここまで不幸な人がいるのかと思うぐらいで、正直「漫画だから笑えるけど、実際に起こったら、自殺してるかもしれない」と思いましたね。

2.中小零細企業の苦労とやりがい

 リターンズでは、3巻がこの話です。

 キーワードは、「うつ」、「親戚の自営業へ転職兼住み込み」、「過労」、「娘が社長に」です。

 この話では、サラリーマンがうつ病を患い、奥さんの父(お義父さん)の家へ転職兼住み込みをし始め、中小零細企業の苦労とやりがいが学べる話です。

3.中国裏社会の男との攻防

 リターンズでは、4〜5巻がこの話です。

 キーワードは、「同業金融との戦い」、「親の七光り」、「見栄っぱりのベンツ」、「借金の恐ろしさ」、「中国の恐ろしさ」です。

 この話では、ある債務者の取立てに行ったら、同業金融会社(中国マフィア系)とやりあいになります。

 そして、父が経営する何十年も続く中華料理店のドラ息子は、一つのお店を任されていますが、まあ親の七光りがひどい。特に何千万のローンを組んで、見栄っ張りのベンツを乗り回して、バカラなどのギャンブルで遊び、食中毒事件なども起こしてしまいます。

 中国マフィア系の金融会社にお金を借りたことで、相手から色々な要求をされたり、精神的にまいってしまっていました。

 中国に帝国金融の社長らが行った際には、スパイと勘違いされ、危うく逮捕されてしまうところでした。

 2巻にわたっての話で、中国マフィア系の金融会社に対して、一歩も怯まない帝国金融の男気がかっこいい話。

4.早期退職男の就農スローライフ生活への甘い夢

 リターンズでは、6巻目がこの話です。

キーワードは、「早期退職」、「田舎で就農」、「田舎の人間関係の大切さ」、「村八分」、「娘が警察沙汰」、「自宅警備員から田舎で就農移住へ」です。

 肩たたきで長年勤めていた会社を早期退職した男が、大阪に現在住んでいた家を賃貸に出し、田舎に家を買って、就農を始めます。

 田舎では農地を買ったにも関わらず、使わせてもらえなかったり、村の政策の反対勢力に巻き込まれ、食料品やガソリンを売ってもらえなかったり、村八分にあってしまいます。

 ただ、自分から親切にすることで助けてもらったりすることで、田舎の人間関係の大切さを感じていました。

 ひきこもりの娘がインターネットに詳しかったこともあり、匿名掲示板に村の権力者の誹謗中傷を書いて、警察沙汰になりますが、何とか、交換条件を呑み、事態を収拾します。

 娘がインターネットサイトで「田舎への就農移住への募集」を書き込み、多くの自宅警備員(引きこもり)の人が、田舎へ就農移住をして自分の存在価値を見つけていくのでした。

作品から学んだ教訓

①不倫はいいことが全くない

 1つ目の教訓は、「不倫はいいことが全くない」です。

 「不倫はいいことが全くない」ことを学びました。特に1巻では、不幸の洪水男の物語が紹介されていますが、妻の不倫から全ての歯車が狂ってしまいました。

 確かに不倫すると、その瞬間は楽しいかもしれませんが、いずれバレてしまうと愛・幸福を失い、慰謝料・子供の養育費がかかることになります。

 正直何年も不倫がバレないことは難しいと思います。

 多くの芸能人も不倫していますが、一時の快楽は将来の後悔に繋がるとそう感じました。

わたしは、独身のうちにいっぱい遊んで、結婚したら不倫は絶対にしないでおこうとそう決心しました(笑)

 結論として、「不倫はいいことが全くない」のです。

②油断している時ほど、危ない

 2つ目の教訓は、「油断している時ほど、危ない」です。

 自分が油断している時ほど、危険が迫っていることがよくあります。なぜなら、油断しているということは対策を怠っているということだからです。

例えば、この話では、油断していて、

・仕事熱心な夫から気持ちが離れ、妻が不倫をする
・義理の弟のお金をむしり取ろうと画策する
・帝国金融が、公的機関からの内部検査を受ける

 などが紹介されています。
 自分の経験でも、彼女と付き合えた時から油断するようになり、デート場所も適当になったり、相手の気持ちを考えずに行動してしまったりすることが多かったです。

 「油断している時ほど、危ない」ということを肝に命じておくのがいいのです。

③予定外の支出を計算に入れよ

 3つ目の教訓は、「予定外の支出を計算に入れよです。

 なぜなら、予定外の支出も計算に入れて行動することで、何かあった時に対応しやすくなります。

 人生には予定外の支出があります。
 本漫画でも、

 ・ベンツを壊した修理代
 ・不倫への慰謝料
 ・移住した場所でのリフォーム代
 ・作物を台無しにした迷惑料

 が紹介されています。私も、自己破産に関しての書類の取り寄せ費用(手数料、郵送料等)がかかりました。

 予定外の支出があった時に、そのお金を貯金していなかったら、借りるしかありません。ただ借りると、利息がついたり、自宅を担保に取られたりなどのデメリットが生じます。だから予定外の支出を計算に入れておくことが大事です。

 3つ目の教訓は、「予定外の支出を計算に入れよ」でした。 

④人の恨みを買うな

 4つ目の教訓は、「人の恨みを買うな」です。

 なぜなら人の恨みを買うと相手から復讐され、自分が不利な状況に置かれるからです。

 例えば、本漫画では、

 ・自分が脱サラした会社の顧客を奪ったせいで恨みを買い、脱サラした会
  社から取引先を奪われる等の嫌がらせをされる
 ・同業金融会社の恨みを買って、中国で逮捕されそうになる
 ・村の権力者から恨みを買って、村八分にされる

 などが紹介されていました。

 人の恨みのパワーは絶大です。その恨みが自分に向けられたら、お金、友人関係、恋人関係、自分の居場所など様々なものを失います。

自分も人の恨みを買って、昔働いていたアルバイト先では、いじめにあい、居場所がありませんでした。

人の恨みを買うのは、絶対にやめましょう。

まとめ

 『新ナニワ金融道リターンズ』では、

  • 不倫はいいことが全くない

  • 油断している時ほど、危ない

  • 予定外の支出を計算に入れよ

  • 人の恨みを買うな

 ということが学べた漫画でした。

 お金だけに限らず人生で大きな失敗をしないためにも一度読んでおいて損はない漫画だと思います。

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 本日も最後までご覧いただきありがとうございました!

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