娘にとって、うちに養子に来てよかったこと

たかだか2年であんまないんじゃないかな…ていうかここで自信満々あるって言えるのどんな人よと思わなくもない…
と言うのは置いておいて。

よその家のことなので詳細は全く言えないのですが、娘の生家では諸々事情があり、娘を育てることができません。精神論でどうにかなるレベルではないので、もし養子に出す先がなかったら養護施設に行くしかないだろう状況です。
それに比べれば、うちに来た方が幸せだろうなーと思います。
持病があり発達も遅いので個別のケアが手厚く必要なのに、養護施設でそれがどこまで受けられるかを考えたら、うちでこまめに病院行ったり療育受けたりしている方が良い環境でしょう。

娘のことは我が家の一人娘として大切に育てているのと同時に、生家の大切なお子さんとして責任を持って大事にしなければならないと考えています。
わざわざうちに来てもらった以上、生家で育つより幸せ…かどうかは本人が決めることだけれど、少なくとも生家より精神的物質的に恵まれた環境で育てねばなりません。養子を迎えるって言うのはそういうことだから。

でも娘は養子斡旋団体からの紹介でうちに来たので、タイミングによっては別の家に迎えられていたかもしれないんですよね。
養子団体親の会的なところで多少ある交流を見る限り、他の養親さん達、結構お金持ちで美男美女でいいとこに広いお家を持っている方が多いですw
そう言う人たちに比べて、我が家に来たメリットが明確にあるかっていったら、ないかもしれません。将来何かしら親子喧嘩が起きたとして「もっとお金持ちで優しいうちに貰われたかった!」って言われたら「でしょうね!」としか答えられない。
娘は可愛らしく、よく笑い、大学病院の眼科の先生にもまつ毛が長いですねと言われるほどの美幼女です。多分どこの家に迎えられても愛されて大切にされたでしょう。

そんな状況で娘がわざわざ我が家に来たメリットは……私と夫がメンタルゴンブトクソ理系夫婦なことでしょうか……
特に夫のメンタルがマジでゴンブト。娘の持病や障害がわかっても一度も泣き言を言ったことがありません。(対して私は実子が病気だったくらいには悲しむ宣言をしてるので時々ぐちぐち言います)
私の方はクソ理系なので、服薬管理の水薬の計量も慣れたもの。発作の出る持病のある娘を1分たりとも目を離さず監視し、全部の発作を記録し、データをまとめて主治医に提出し、と治療に貢献できてるんじゃないかな、だったらいいなと思っています。
障害の需要スピードが早いというのは当事者にとって大きなメリットでしょう。
あとは大学病院が近いことくらいかな…でも療育関係はイマイチだって噂の区だけど、他の区がどうなのか実態わからないから何とも言えないな…

娘にとっては率直うちじゃなくても良かったんだよなというのは心に留め置いて、この家にいることがメリットになるようになるよう努力しないとですね。

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