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これからマッチレビューを書きたい人におすすめしたいこと


どうも、ゼロファジ(@Zerofagi)です。


最近、試合のマッチレビューを書く人が増えたなと感じています。


聞けばいろんなチームのサポーターがそれぞれいわゆる戦術分析系のブログやnoteを運営していて、情報が手に入りやすくなったのが一番の理由のようです。ほんとにいい時代になったものだ・・・!


自分の応援するファジアーノ岡山はJ2に所属しているのですが、もー対戦相手のサポーターのブログをチェックしようにもレビューとか書いてる人が少なくて少なくて!「誰か!ここ最近どういう試合してるのか教えて?」と思ってブログランキングとかいっても誰もいない、みたいなね。そういう時代もありました。おそらく今後もどんどん書き手は増えていくのでしょう。もしかしたらこれを読んでくださってる方の中にも、やってみたいな!と思ってる方がおられるかもしれません。


そこで、いちおう10年くらいレビューなどを書いてきた自分の体験をもとに、これからマッチレビューを書いてみたい人に向けておすすめしたいことをいくつか紹介していきたいと思います。


マッチレビューは「試合のあらすじ」


そもそも、マッチレビューってなんなんだろう?ってのがわからないとレビュー何を書いたらいいのかわかんなくなります。これまでやってきて、つくづく思うのはマッチレビューは「試合のあらすじ」だなということです。

たとえば、試合を観てない友達に「この試合どうだった??見てないからかいつまんで教えてよ!」って言われたときに、「これ読んで」って渡せばある程度試合のあらましは伝わるみたいな。これが自分の思うマッチレビューです。


なので試合の流れの中で重要なポイント語るべきポイントを抜き出して、双方のねらいなども推察しながら流れを説明する。要約ってやつですね。こういうことを目指すといいのかなと思います。


レビューはただの「解答案」にすぎない


次に、一番書き始めの人がビビってしまうのが、「自分なんかがこんなこと書いてていいのかな?間違ったらどうしよ・・・」ってことです。

結論から言うと、ビビるのはやめましょう。堂々と間違えましょう!です。

これはなぜかというと、素人の書くレビューなんてただの解答案にすぎないからです。素人がパーフェクトな回答なんてできるわけないんです。いや、プロであっても何が真実か?なんてきっとわからないんじゃないかな?そこはサッカーの神様のみぞ知る領域なんじゃないかな?と自分は思っています。だから、間違いや知識不足、見当違い、これはあって当然なんですよ。少なくとも知ったかぶってないようなことをあるように書いたりするのだけは避けましょう。



どうせ、適当なことやってても読まれません。ですから、それなりに筋道通った説得力あるお話になるように心がけるといいと思います。ベストを尽くして、間違ったら間違ったでいいじゃないですか。ですから、筋道立てて考える。間違ったら間違ったで修正する。そのやり方で問題ありません。知識が足りないのはみんな一緒なので、恥ずかしがらずにコツコツ積み上げ。これがおススメです。


どんなひとに向けて書くか?


次に、自分が書く記事をどんなひとに向けて書くのか?これを決めておくのがおススメです。これは案外やってない人が多い。

自分は、「サッカーをあまり詳しくない人でも問題なく読めるようにしたい」と思って記事を書いてきました。おかげさまでその試みはある程度支持していただけたようで、いまでも「わかりやすい!」と言っていただけることがあります。ほんとありがたいことです・・・!





しかし、「”わかる人にはわかる”深い内容を話したい!そして、サッカーマニアな人に届けたい」という方もおられるでしょう。そういうときには、自分と同じような読者を想定するのは無理がありますよね?それぞれの読者が持っている知識の差には大きな開きがありますもんね。

ですから、だれにどんなサッカーの内容を伝えたいのか?まずはここをハッキリさせましょう。あなたは何屋さんを開いて、どんなお客さんに来てほしいのか?ということですね。それが決まったら、あなたの記事を読んでくれる層にまっちしたテイストでベストの記事を書く。そうして、読者さんに喜んでもらえたなら・・・

もうそれだけですばらしい趣味になるじゃないですか。
そして、それはクラブに対するすばらしいサポートにもなります。


コツコツとサッカーの知識を集める


自分で気がついたことを覚えておくだけなら公開記事にする必要はありません。しかし、公開してひとに楽しんでもらおうと思うならば、読者のちょい先を歩く記事を書かなければ「お!やるじゃないかおもしろい!」とはなかなかなりません。

そうするためには、記事を書くと同時にさらなる知識を吸収する勉強をやっていきましょう。コツとしては、「自分よりこの人サッカー見るの上手いな」という人の考え方を真似していくのがおススメです。


例えば、参考になる人の記事を読んで対象の試合を観る。そうすると、記事の中で説明されていたシーンを実際に見て「なぜ書き手はこう考えたんだろう?」と考えたり、「このシーンはこう解釈すればいいんだな」と確かめたりすることができます。

残念ながら素人がサッカーを詳しくなっていくのに近道はありません。今現在実際にレビューを書いているいろんなクラブのレビュワーさんにアンケートをとったところ、なんと61人中58人が独学でサッカーを勉強していたということがわかりました。


※動画の8:20秒あたりから


自分のYouTubeチャンネルでもこれは知っておいた方がいいなという知識を取り上げて紹介しています。それも全部自分で独学で吸収したことなんですが、独学は学習効率が非常に悪いです。ですから、詳しい人に直に教えてもらう。そういうことができれば最高ですね。

ちなみに、学んだことをアウトプットしていく作業は、そのものが最高の教育です。なぜか?というと、書く作業の時に自分で学んだことを頭の中で整理しないと、まともに人に伝えられないからです。書く人は頭の中で復習してすっきりしてないとしっかり書けないんですね。

なので、書かない人より書く人のほうが圧倒的に学びが深い。書けば書くほど理解できるようになり、さらに知りたい!と向上心がむくむくと湧いてくるものです。この学ぶ→書く→学ぶのサイクル・・・マジおススメ!


まずは書いてみよ?そして赤点とりにいこ?


最後にお伝えしたいことはこれです。


ともかく書いてみなければ何も始まりません。悩むようであればもう書こう?いいじゃないですが、赤点みたいな”解答案”ができたって。最初はだれでもきれいな記事なんか書けませんから、恥ずかしいなあと思いながら積み上げていくもんです。ダメならダメでいいし、どうしても無理ならやめちゃえばいいじゃないですか。

誰も笑いませんよ。少なくとも自分は拍手を送ります。

なぜなら人前で意見を言うとか、人前に見解を晒すことはとても勇気がいることだからです。それはやったことない人にはわかりません。ですから笑えるようなことじゃないんですよね。

何もやらなかった時の自分より、経験値が積めることは間違いありません。損はなにもないのです。


サッカーは単なる趣味です。しかし、それをさらに楽しいものにできるかどうかは自分たち次第。自分たちのアクション次第で変えられるものです。もし、このnoteを読んでやってみようかな?と思う方が増えたらうれしいです。


レビューを書いてみたい人に超おすすめなnoteとツール


ごめん、これがほんと最後。


これからやってみたい!あるいはやっている!という方に、おすすめしたいnoteとツールを紹介しておきたいと思います。


まずは、polestar(@lovefootball216)さんのnoteで、

読んでもらいやすく伝わりやすいマッチレビューを書くノウハウを公開します【最高6000PV】という記事です。


こちらには実際にレビュワーとしてたくさんの人に記事を読まれた実績をもとに、どうやればいいのか?が細かく紹介されています。とくに、ブロガーとしてどのように読者に届けるか?というライティングの基礎的な部分まで踏み込んだサッカー記事の書き方の指南記事はめずらしい。ここどうしよう?と迷ったら「poleさんはどうやってるんだっけ?」と参照しながら進めるといいです。

ちなみにpoleさんはアーセナル、そして川崎フロンターレを応援している方です。


そして、マッチレビューを書くのに欠かせない戦術ボード。この描写速度を信じられないくらい早めた神アプリを紹介しておきます。

TACTICAListaというんですが、Jun Kanomata(@jun_kanomata)さんが作ってくださった戦術ボードでいろいろと描写できるアプリです。

ちなみに、Junさんは東京ヴェルディを応援している方です。


以前は、別のアプリが主流だったのですが年内で使用できなくなってしまうということで、その後継者に名乗りを上げたのがこのTACTICAListaです。

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このように、非常に見た目もきれいで画像をダウンロードして貼り付けやすいし、消したり書いたりも簡単。説明書なくとも直感的に使用できるUIになっていますし、このおかげでどれだけ作業時間が短縮できているか計り知れません。自信をもっておすすめする神アプリです。


それでは、あなたの記事でお会いしましょう。



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