見出し画像

読んで損なしの百合漫画


私、自分のプロフィールに百合漫画を嗜むと書いていますが、恥ずかしながらそこまで読んでいないんです。

でも今日は、私が読んだ百合漫画の中で絶対に読んでほしいと思う漫画について語っていこうと思います。


私は、百合漫画を読んだことない、または読み始めた人に必ずオススメする作品。

志村貴子先生の『青い花』


画像1


以下はウィキペディアのあらすじを抜粋。

江ノ電沿線の女子高「松岡女子高等学校」に入学した万城目ふみは、入学式の日に同じく江ノ電沿線のお嬢様学校「藤が谷女学院」に入学した幼なじみの奥平あきらと10年ぶりに再会し、2人は一緒に登校するようになる。その頃のふみは交際していた従姉の花城千津が結婚したために沈んでいたが、文芸部の部室で先輩の杉本恭己と出会い、付き合いはじめる。

では、私なりのあらすじを。(ここ読むの飛ばしていいですからね。ネタバレばかり。)

_________________________

まず、主人公のふみちゃんは従兄弟のお姉さんの千津ちゃんに手をつけられていてすでに同性に目覚めてます。で、千津ちゃんが結婚すると分かって悲しくなっていたけど、吹っ切れてカッコいい杉本先輩と付き合いだします。でも、その先輩にも後々捨てられます。そんな傷心のふみちゃんに友人である奥平あきら(あーちゃん)はいつも寄り添ってくれます。

あーちゃんは恋愛感情とかではなく友達として、ふみちゃんと仲良くしていますが、日が経つにつれてふみちゃんがあーちゃんを好きだと自覚し始めます。そして、ふみちゃんが告白してあーちゃんと付き合い始めます。あーちゃんは恋愛感情としての好きがよくわからないままふみちゃんと付き合い始めて、まぁ色々あって....って感じです。ラストは読んでくださいね。

_______________________



この漫画の1番のオススメポイントは、キャラクター達の心理描写とコマの間の取り方です。これが絶妙にマッチして、読んだ後スッと心に響いてきます。そして、志村貴子先生の作品はスラスラ読めてとても心理描写が奥深いので、何度読んでも飽きません。


同性愛とか関係なく、

人を好きになるとはどういうことなのか

人を好きになってからの心の距離を近づける難しさ


を教えてくれる素晴らしい作品です。


また、この作品は性的描写がとても少なくて
『人の心』に重点を置いてるので、ほんの少しある性的描写にエロさを感じることはないです。だから、同性愛作品に抵抗がある人でも読めると思います。


恋愛がわからない、

好きになるってどういうことなんだろう、

という人に読んでほしいと思います。



コーヒー片手に

ぜひ次のお休みは

『青い花』を。



p.s.
ふみちゃん結構ホレタハレタ女です。でも、自分の気持ちに正直で、相手にまっすぐ気持ちを伝える大切さを教えてくれます。傷つきやすく泣き虫だけど、巻を重ねるごとに傷ついた分強くなっていくふみちゃんの姿を見ると胸が熱くなります。
また、思春期のあーちゃんのまっすぐさ、ふみちゃんに対する『好き』を真剣に考えてるあーちゃんはとても良い子です。こんな素敵な子を好きになれれば人生違っていたかなとか思ってしまいました。まぁ、そんなことはどうでもよくて、とにかく今すぐにでも読んでほしいです。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?