i'm ashamed of the person pt.2 lyric

手を伸ばした朝があって
見たくもない夜があって
走り抜けた河川敷があって
帰りたくても帰れない春があった

頭の中を駆け抜ける飛行機
毎晩毎晩煩くて仕方がないのに
その音で眠りにつく いつか墜落する 
その昼下がりまできっと 
僕は瞼の裏で危険なヴィジョンと隣り合わせ 

重たい瞼を持ち上げ 
晩夏の日差しが響き渡る小屋の中を 
確からしさのない海の中を、乳白色の岩の上を、殴るように、切りつけるように 涙を流し続ける

この体を破る
どうかどうか 一度握りしめた光 逃がさないように

同じような服を選んで レストランに入って
映画 心を見たフリをする
裸 男とか女とか気持ち悪くて 隅から隅まで愛せない

真冬の廊下 素足の感覚 幾何学のカーペットやわらくて 
あなたの背中 追いかけて 
最後の言葉 聞こえなかったかもしれない
重たい瞼 重たい心臓 
見たくない日差し でも視ていたい人 視逃したくない言葉 
乾きに耐えて ひび割れた心のスキマ 音が満ちる
踏み越えた 踏み越えたはずなのに

灰がたまる
熱を失った 灰がたまる
ざらざらと音を立てて消えて
灰がたまる
無意識に 消えて 熱を失う


人は「生きて」「そんなこと言わないで」と言う
正論だ
私は非常にめんどくさい人間なのに
その言葉が ざらざらと ヤスリのようにゆっくりと  心を削る
言葉が怖い 視みものが怖い
しかし 現状 それらを肌で実感しないといけない
そっとしておいてほしい
私の言葉は全て無視してほしい

そのために心を閉ざす



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