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天鳳名人戦解説振り返り・小林未沙の凄さ【コラム】

オファーがきた

先日、天鳳名人戦の解説に行ってきた。

(1・2回戦のアーカイブが残っているのでぜひ見てね!↓)


私は規則正しい生活を送っていて、6時半に起きて23時に寝る生活をもう4ヶ月続けている。生活が変わらない限り、これからもずっとそうする予定だ。

21時以降はスマホやPCを見ないようにしているので、Mリーグも1回戦しか見れない。

だから夜の仕事や集まりは、全て断ってきた。
しかし、20時開始である天鳳名人戦の解説のオファーがきたときには即答でOKした。

理由は2つある。

番組内で「天鳳を知り尽くした男」という自己紹介をしたが、この6年間天鳳を3日と打たなかったことはない。
総半荘数は10000を越え、1月あたりの平均半荘数は130になる。

天鳳には、忙しければ忙しいほど打ちたくなってしまう魔力がある。
先月も本とゼロマガと漫画原作などの合間を縫って、116半荘打った。
金本さんには内緒にしておいてほしい。

ラスを引いて絶望に打ちひしがれたあとも予約ボタンを押し、女性との関係が険悪になっても予約ボタンを押し、最狂店で◯◯◯万ペリカ負けたあとも予約ボタンを押した。とにかく予約ボタンを押し続けたのだ。
雨の日も風の日も、病めるときも健やかなるときも、私のこの6年間は天鳳と共にあった。
すっげー寂しい男に見えるかもしれないが、事実なんだから仕方ない。

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対局・配信・ゲスト…世に天鳳の素晴らしさを伝えるために、あらゆるところで天鳳Tシャツを着て回り、著作でも天鳳の紹介を大体的に取り上げている。

そんな私にとって、一流プロと天鳳位がガチでぶつかりあい、どっちが強いかを競う「天鳳名人戦」は憧れの舞台である。

もう1つの理由はコバミサ(小林未沙さん)だ。

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今さら紹介するまでもないが、コバミサといえばMリーグにおける安定した実況で選手や視聴者からの支持を得ている。

「コバミサと実況・解説できる権利」

がメルカリで売られていたら、おそらく高値で取引されるだろう。

これは生活リズムがーとか交通費と宿泊費でマイナスーなどと言ってられない。このチャンスを逃すわけにはいかないと、即OKしたのだった。

参加者にインタビュー

とはいえ、ミーハーな気持ちだけでは何も得られない。
天鳳名人戦を盛り上げ、さらにこの経験をいかに糧にするか…が重要ポイントになる。

そこで主役は参加者なので、全員に
「2節までの感想・これからの展望・意識している相手・視聴者に一言」
という質問をDMなりを使って送りつけた。

「天鳳名人戦」は牌を使ったリアルな対局ではないので、選手の表情や息遣いが伝わらない。だからなるべく選手の気持ちや意気込みを視聴者に伝えられれば…と思ったのだ。

直前にも関わらず、ほぼ全員に返信してもらった。

私の入れ込み具合が伝わったのか、福地さんから

「日本最強のトス役(コバミサ)がいるから、自然にいけ。無理してネタを言おうとするな。」

というアドバイスをもらった。
うう…無茶絡みしようとしているのを見透かされている。

そんなこんなのやりとりがあり、私は一路東京へ向かった。

現地着

何気にスリアロスタジオは初めてである。
ここで数多くの戦いが繰り広げられたと思うと、なかなかに感慨深い。

スタジオには、もう1人の解説である下出さんがいた。
彼とは、私が学生のときに雀荘に通っていた頃からの付き合いで、25年前の話になる。【無料】サンマ天鳳位いちはらとの邂逅←この記事に出てくる雀荘ね。

下出さんともう1人の3人で、麻将連合の初回の試験を受けて、下出さんは筆記が満点で合格し、私は半分もできずに落ちた。その話は長くなるからまたにしよう。

「おはようございまーす!」

きた!憧れのコバミサだ!
元気よくスタジオに入ってきたコバミサと挨拶もそこそこに、自己紹介も兼ねてしばし談笑。
その間、コバミサは念入りにメイクを施している。

自分も化粧道具を持ってきてはいたんだけど、どうせマスクするっし…と思って何もしなかった。ここらへんがプロ意識の差か。

配信開始

時間が迫り、解説ルームに入る。

未沙さんに解説の心得を聞くと…。

「マイクを離さないこと、そして…」
「楽しんでいきましょう!」

入れ込む馬のような私をなだめるように言ってくれた。
緊張気味の我々に気を遣ってくれたのだ。

未沙さんは視聴者だけでなく、解説の我々をもコントロールしてくれる。
バーベーキューやるときの幹事みたいなイメージ。
鉄板上の肉だけでなく、参加者の動きをちゃんと見ている。

例えばこんな例。↓

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2人が拍手しているのに、私だけ手を振っている。

いるんだ、バーベキューやっているときに
「おっし、相撲とろうぜ!」
と規律を乱してくるやつが。

久しぶりの芝生に興奮してんじゃねーよ、と。

すると下出さんに伝播して↓

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未沙さんまで届いている↓

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未沙さんはなんと喋りながらこれやってるからね。
カメラ目線で、原稿を読みながら、間接視野で手を振っているのを捉えているんだよ。凄くない?

さらに小さいけど左上のワイプの私をみて↓

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まだ東2局だというのに
「マイクを離さないこと」
という未沙さんの教えを守れていない。
対局が始まるとつい前のめりになってしまうのだ。

おかげでますます声が聞き取りにくくなっている。

たびたび意識して戻そうとしたんだけど

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その動作にも未沙さんは気付いて
「マイクを動かしてもいいんですよ」
と教えてくれる。
画面やコメントだけでなく、こちらにも気を配ってくれるのだ。

動画を見返して実感したが、私は早口で聞き取りにくいな。
マスクしているから声がこもって、非常に伝わりづらくなっている。

もう少し落ち着いて、ゆっくり話そう。(反省)


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