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「逆バニー」って言うほど逆バニーなのだろうか……?

それは本当に「逆」なのか!?

 数年前ぐらいから「逆バニー」というコスチュームのイラストやコスプレ写真を、SNSで見かけるようになった。

 私自身は”バニー属性”を持っていないので特にへきに刺さっているという訳ではないのだが、確かに好きな人は好きなんだろうと思わせる風体ふうていをしているのは理解わかる。
 私は基本的にはこのへきを尊重しているのだが、しかしその一方でこのコスチュームについてどうしても納得できない事がある。

 それは「逆バニー」という名称だ。

 世間で「逆バニー」と持て囃されているコスチュームは、胴体部分が完全にオープンになっており、その代わりに両足が衣服で隠されているという代物である。

 いや、ちょっと待て。

 「バニー」とはすなわち「バニーガール」の事を意味しているのだと思うが、「バニーガール」の「バニー」(うさぎ)たる部分とは、明らかに「うさ耳」だろう。というか、耳以外に”バニー要素”がどこにあるというのだ。

 「バニーガール」の唯一うさぎを明確に感じられる部分。
 「うさ耳」にアレンジを加えるなら、まだ「逆バニー」という命名を許容する事もできただろう。
(とはいえ「うさ耳」を逆にするとなると、どうすれば良いのだろう……「ライオン耳」にでもするのだろうか……)

 しかし、世間に浸透している「逆バニー」は普通に「うさ耳」をつけているじゃあないか。命名した者は明らかに名付けを失敗している。全くもってノーセンスだ。
 「逆バニー」(うさぎの逆)とのたまうのであれば、うさ耳を外した方がいいのではないだろうか。

 なに。そこまで言うなら「代案はあるのか?」だと。
 いいだろう、ならば「私が命名者である世界線」での名称を教えようじゃないか。あり得た世界線での逆バニー。

 それ、即ち――――――――――――。

 「バニーガールMk.2マークツー

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