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【Runestone】優良コミュニティが主導する話題のBitcoin Ordinals NFT

「Runestoneは2024年ミームコインブームの核であった」

このように言われる可能性があると我々は考えます。

この背景には、Runestoneが短期間で以下のような実績を作り上げていることがあります。

  • エアドロップから1週間でNFT時価総額5位に浮上

  • ボランテイアが10BTC(1億円)以上のガス代を負担

  • 絶え間ないエアドロップ

本記事では一体なぜRunestoneがこのような実績を作り上げることができたのかを解説します。

本記事の主役:Leonidas氏

Leonidas氏のXアカウント

Leonidas氏はRunestoneのファウンダーで、NFTマーケットプレイスord.io の開発者でもあります。

出典:https://www.ord.io/

Web3に対する深い思想と理解を感じさせる投稿から、熱烈なファンコミュニティを持っています。


Runestoneの概要

Runestoneとは、Leonidas氏が作成したBitcoin Ordinals NFT(ミームコイン)で、Ordinalsを初期から触っており、3個以上のOrdinals NFTを持っていた人にエアドロップされました。

エアドロップ直後から高値が付き、取引高は5日間で1,000BTCを超える非常に注目度の高いプロジェクトです。

Web3に対する深い思想と理解をもつLeonidas氏が作っていることに起因し、以下のようなWeb3の思想が色濃く反映されていることが特徴です。

  • チームへのアロケーション割当なし

  • クジラや特定のグループへの優遇なし

  • ボランティアによる主催

  • CC0※でアートの使用は完全自由

※CC0:クレジット表記不要で自由に著作物を使える宣言


Runestoneの実績

Runestoneには以下のような実績があります。

  • エアドロップから1週間でNFT時価総額5位に浮上

  • ボランテイアが10BTC(1億円)以上のガス代を負担

  • 絶え間ないエアドロップ

エアドロップから1週間で時価総額5位に浮上

エアドロップ直後に1Runestone = 約0.02BTC(執筆時点:約20万円)のフロアプライスが付き、1週間後にはNFT時価総額で5位に浮上しました。

coingecko NFT時価総額ランキング

現在(執筆時点:2024年4月7日)は時価総額で2位まで上昇しており、当初の目標であった「BAYCを超えるプロジェクト」を達成しました。


ボランテイアが10BTC(1億円)以上のガス代を負担

総額10BTC(執筆時点:約1億円)以上にも及ぶボランティアのガス代寄付により、本プロジェクトのエアドロップが行われています。

中には8BTCの寄付を行った団体もあり、Runestoneに対する期待の高さがうかがえます。

絶え間ないエアドロップ

Runestoneホルダーを対象に次々とエアドロップが行われており、エアドロップがエアドロップを呼ぶ構造になっています。

以下に代表される20近いトークンのエアドロップが実施/予定されており、1つ1つの質が高いことも特徴です。

◯THE PROPHECY

◯ZBIT

その他にも20個近くのプロジェクトでエアドロップが実施される計画があります。


なぜこのような実績が作れたのか?

では、なぜこれまでに解説してきたような実績を残せたのでしょうか?

その答えは

  1. ファウンダーのブランド力とエアドロップの掛け合わせ

  2. 優良ホルダーのみが残っている

にあると考えます。

①ファウンダーのブランド力とエアドロップの掛け合わせ

Leonidas氏は上述の通り、もともと熱烈なファンを持っており、Web3業界において高い認知とブランド力を保持していました。

Twitter score

このブランド力とエアドロップによるインセンティブを用いることでRunestoneに高い時価総額を付け、優良プロジェクトを次々と誘致しています。

ブランド力とエアドロップを活用した時価総額向上のスキームは以下の記事で詳しく解説しています。

②優良ホルダーのみが残っている

Runestoneのホルダーには優良(長期)ホルダーが多く、エアドロップを行いたいと考えるプロジェクトが多いことも、多くの実績を残せた要因の1つです。

Runestoneのエアドロップ直後、Leonidas氏は「手に入れたRunestoneは売り、そのお金で自分のために使ってもよい」といった内容を投稿しています。

自由に売っても良いというLeonidas氏の誘導と初期から高値が付いたことにより、短期の利益目的のペーパーハンドホルダーが一掃されました。

出典:GeniiData

Leonidas氏の発言は結果としてホルダーの質を上げ、複数のプロジェクトがエアドロップをしたくなる状態を作り上げました。

ここまで解説してきたように、単純なマーケティングの上手さだけでなく、Web3の思想に対する共感も大事な要因となることがRunestoneの事例で明らかになりました。


今後の展望

我々は、Runestoneの今後の展開として、

  • Runeのプロトコルがリリース

  • 強力なミームコインが生まれる

と考えています。

この考えに至ったのは、Leonidas氏の以下の発言に起因します。

「この瞬間を楽しもう。 まもなく、私たちは半減期に目を向けるだろう。
ルーンプロトコルのリリース。
そして、すべてのブロックチェーンを支配するために、ブロックチェーン上のすべてのmemecoinを支配するmemecoinの鍛造に目を向けることになるだろう。」

投稿文和訳

この投稿はRunestoneを盛り上げるための中身のない誇大広告である可能性も捨てきれませんが、今後の動向に注目が集まっていることは事実です。


まとめ

本記事では、以下のような多くの実績を残したBitcoin NFTプロジェクトであるRunestoneについて解説しました。

  • エアドロップから1週間でNFT時価総額5位に浮上

  • ボランテイアが10BTC(1億円)以上のガス代を負担

  • 絶え間ないエアドロップ

このような実績を残せたのは、ファウンダーの持つWeb3への理解とユーザーの共感に加え、流行のエアドロップを掛け合わせたことにあると考えます。

0xCでは、本記事で紹介したようなWeb3最先端プロジェクトのリサーチの他、トークンマーケティングのご提案も行っております。

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最後までお読みいただきありがとうございました。

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執筆:0x Consulting Group 山角(Xアカウント@yamashin_web3)、田島
監修:0x Consulting Group CTEO 中田翔平(Xアカウント@nanin678