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アンチ復刻

1967製のキングセイコーを使っている
リザーブが3時間ほどしかもたなくなっていたので、気がついたときには止まっているという代物である

それでもあのドーム型風防とノンデート、そして35ミリに満たない大きさが好きで、さてどうしたものかと思っていた矢先のこと復刻版が出た


キングセイコーというブランドを復刻させるからには、それなりに覚悟が必要だったはず
にもかかわらず、デザインといい、使用しているキャリバーといい、合点がいかないことが少なくない
ショーウインドウ越しに見たキングセイコーは、それはキングセイコーではなく、ただのセイコーだった

オジリナルを持っているのだからわざわざ買う必要はないと言えばそれまでだけど、では一体、誰が買うのだろう

復刻で成功させるよりも、ホンダのスーパーカブのようにいつの時代も変わらないデザインを作り続けることはできないのだろうか

そんな期待に応えているのがマックス・ビル
ドーム型風防の手巻きノンデートというデザインを変えずに今も作り続けている
こういう姿勢がとても好き


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