中国のヨーグルトの事。
自分の中のヨーグルトの歴史の話。
最初の出会いは小さなガラス瓶に入っていて、スプーンですくって食べるものだった(昭和30年代後半)。ツルンとした食感で、ヨ-グルトとはそういうモノという時代だった。
それが、いつの間にか紙パック入りのヨーグルトというモノが現れた、ツルンとした食感はなく、ドロドロの食感。
最初はフタを開けると、顆粒の砂糖が入っていて、それをかけると甘くておいしい、いつの間にかヨーグルトと言えば、このドロドロのモノになった。
それからまた、飲むヨーグルトというモノが現れた、こっちの方が簡単に口に入る、ドロドロのモノとは別物だけど、まあ、どちらもヨーグルトと認識して、気分によって変えていた。
ここまでが日本の話。
今は中国に暮らしている。
中国にもヨーグルトはある。
これが中途半端、もちろん、個人の意見だけど、ヨーグルトの歴史の第三段階に入った。
これは、通常売られている、よくあるヨーグルトを裏返した写真。
間に挟まってるのはストロー。
日本でもこういう形で売られているヨーグルトはあるだろうけど、たいていスプーンで食べると思う。
ストローで飲むとしたら、それは飲むヨーグルトだ。
まあ、こういう形であってもストローがついているからストローを使ってみる。
これがビミョー......
ストローで吸えるぐらい柔らかいのだけど、隅に残ったものは吸いきれない、それを吸い尽くそうとすると、息が続かず疲れてしまう、もともとフタの裏まで舐めたいケチなので、残さず食べたい。
となると、最後はやはりスプーンが必要になる。
しかし、最初からスプーンを使うには水っぽ過ぎる。
なんというやっかいな食べ物。
豊かになった中国では吸えるだけ吸って、残ったものは捨てるのだろうか。
当然、捨てる捨てないは個人の問題だけど、中国のスーパーにおいて、商品と別に箸やスプーンを渡すような習慣はない。
カップ麺に長い箸は付けられないのでフォークが付属されているように、ヨーグルトにもスプーンを付けたい所だけど、8個入りのヨーグルトに8個のスプーンを付けるとかさ張ってしまうので、ストーローでなんとか......
という感じでストローが付けられている気がする。
で、ストローで飲めるぐらいの柔らかさになっているのではないか......
ストローありきのヨーグルトの硬さ。
まあ、メーカーは「お好きにどうぞ」って事だろう、けど。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?