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『急に何か書きたくなっちゃった』

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随筆集。竹子の日常や考えたこと等を綴ります。自由気ままな不定期更新
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記事一覧

#63 「真面目」に生き過ぎて鬱が再発しました

(1070字・この記事を読む所要時間:約3分 ※1分あたり400字で計算)  やたらと疲れを感じるようになってしまったこの頃。  寝付きが悪くなり、朝もなかなかスッキリと目が覚めず。  体力が下がり、以前なら楽々と最後まで歩けた通勤路も、途中で息が切れ座り込みそうになる始末。  仕事の手順を思い出せない。  集中力が途切れ途切れになり、作業の途中でふと頭が空っぽになり、さっきまで何をしていたのか、これから何をしようとしたのかが分からなくなる。  家事をする気力

#62 悲劇は思考を活性化させる力があるのか?

(685字・この記事を読む所要時間:約2分 ※1分あたり400字で計算)  私の恋人は所謂「鬱作品」を嗜むのが好きだ。  ホラーも楽しめる。  理由を聞いてみたら、雰囲気が薄暗く、ストーリーが失望・絶望感に溢れている作品を視聴すると「一種の快感を得られる」のだそう。(これを「カタルシス」と呼ぶそうな)  チキンハート+絹豆腐メンタルな私には到底理解出来ない世界だ。  「ふーむ…?」と首を傾げていると、 『そういった作品ほど心の奥を刺激し、憂鬱な雰囲気の中、  

#61 「市場」は私の回復スポット

(648字・この記事を読む所要時間:約2分 ※1分あたり400字で計算)  「市場」は私の回復スポットだ。  普段はスーパーで買い物することが多いが、週末は決まって市場で食材を調達すると決めている。  小綺麗なスーパーの環境と違って、市場は比較的乱雑としているが、それが市場の良いところ。  そしてそれこそが、スーパーには無い魅力を生み出せている要素でもあるのだ。  遠くまで力強く響く物売りの声。  自信満々に商品を紹介する店主達の姿。  目を光らせなが

#60 クレーム対応に、余分な文句や不機嫌な感情は一切いらない

(1326字・この記事を読む所要時間:約3分 ※1分あたり400字で計算)  「いつになったら納品出来るんだ!さっさと製品を出荷しろ」  『はい、すぐに出荷班に連絡します』  「品質問題はまだ解決していないのか?!どれだけ待たせるんだ」  『はい、品質部に催促を入れます』  「竹子さん、あなたの部署の〇〇課長からまだメールの返事をもらえていないんだけど」  『はい、今確認します』 …………  毎日朝から晩まで顧客クレーム対応をしてい

#59 「化けの皮」を被って生きています

(1612字・この記事を読む所要時間:約4分 ※1分あたり400字で計算)  日常生活の中で、ふとした瞬間「はっ」と気付かされて悲しい気持ちになることがある。  どんなに自然に振舞っているように見えても、自分は結局『擬態』して生きているに過ぎない、という現実を知らされた時だ。  以前のnote記事でカミングアウトしたように、私は「ADHD&ASD傾向あり」と診断された者である。  所謂グレーゾーンだ。  人間関係での温度差が掴めず、グイグイ距離を詰めてしま

#58 さて、今年の14連休は何をしようか

(835字・この記事を読む所要時間:約2分 ※1分あたり400字で計算)  旧正月(春節)休暇により、14連休に入った。  今年は帰省計画は無い。  よって、この二週間は全て自分のものだ。  私の為の、私だけの自由時間なのである。  社会人になってもまだこういった贅沢な休暇が持てるとは……!  とはいえ、人間は時間がたっぷりあるからこそ、余計時間を無駄にしてしまうもの。  「まだまだ時間がある」とゴロゴロしていると、あっという間に休暇が終わってしまう。

#57 住民が『ちゃんと』生きている、そんな村に引っ越した

(793字・この記事を読む所要時間:約2分 ※1分あたり400字で計算)  また引っ越しをした。  理由は、弊社の移転。  工場自体を丸ごと別箇所に移す、ということでやむを得ず。  ここ3-4年間、平均1年に1回は引っ越しをし続けてきたので、本当は動きたくなかった。  新幹線通勤も考えたが、便がかなりぎりぎり。  どんなに頑張ったとしても、出勤時間には絶対に間に合わないのを知って断念し、渋々荷物をまとめることに。  ところが。  今回の引っ越し

#56 イラスト★LOVEパーリーピーポーになって3ヶ月経ちました

(1068字・この記事を読む所要時間:約4分 ※1分あたり400字で計算)  初めて推しキャラのイラストを描いたのは、2023年10月20日。  あれからお絵描きの楽しさに目覚め、私は狂ったように毎日毎日イラストを描くようになった。  もうすぐ12月も終わろうとしているーー  ということは、私は初の推しキャライラスト作画から、1日も途切れずに、3ヶ月も絵を描き続けてきた、ということになる。  楽しい。  もうとにかく毎日が楽し過ぎる。  次はこ

#55 もう「鏡」の向こうは、怖くない

(1516字・この記事を読む所要時間:約4分 ※1分あたり400字で計算)  奇妙な話を一つしようと思う。  自己嫌悪がひどい私が、自信と自己愛溢れる人間になれた大きなきっかけともなった、ちょっぴり不思議なお話である。  少し前、インターネットである方と知り合った。  語学に興味がある、という共通点からつながりを持ち、そこからちょくちょくやり取りを始めたのが馴れ初めだ。  第一印象は、性格がカラッとしていて、素直で努力家。  楽しそうにひたむきに生きている

#54 私は自分の為だけに絵を描く、イラスト★LOVEパーリーピーポー

(1225字・この記事を読む所要時間:約3分 ※1分あたり400字で計算)  ここ最近、狂ったようにイラストを描いている。  平均1日に1枚は描いている。  いつも寝る前に1枚仕上がるのだが、その後はほぼ必ず次の1枚の下書きも合わせて描き上げておく。  そして次の日、会社のお昼休憩、昼食後の15分の間に線画&べた塗りを終わらせる。  退勤後は、影や服のしわといった細々した表現を描き込み、背景をささっと付けてネットに投稿する。  こんな生活を、もう2週間近く

#53 実家に帰る度に熱が出る

(1087字・この記事を読む所要時間:約2分 ※1分あたり400字で計算)  中秋節の休暇が明け、帰省先から戻ってしばらくの間、私は熱にうなされ連日横になっていた。  3日間にわたる発熱。  意識がずっと朦朧としていて、後半からは風邪の症状も。  具合悪いのに、鼻が詰まっているせいでなかなか寝付けず、加えて何を食べても味がしなかった。  実家に帰る度に熱が出るーーこの不思議な現象は大学三年生の頃から続いていた。  原因は、主に窮屈な生活環境からくるストレス

#52 私は今でも、上手に蟹が食べられない

(995字・この記事を読む所要時間:約4分 ※1分あたり400字で計算)  お昼休憩に、急に上司から蟹を手渡しされた。  幸い、生きたやつではなく、既に真っ赤に蒸され調理されたやつ。  合わせて手袋も渡され、私は突如残り30分の休憩時間以内に蟹を丸々一匹平らげなければならない、実に贅沢で重大な任務を課されてしまった。  バリバリと殻をはがし、限りある肉を口の中に入れていく。  殻のトゲがビニールの手袋を突き破り、あっという間に指が蟹汁でベトベトに。

#51 無線LANやめて、通信量テザリングライフへ

(1555字・この記事を読む所要時間:約4分 ※1分あたり400字で計算)  自宅の無線LANを解約した。  設置してたった半年ぐらいなのに、既に故障回数が5-6回以上、  同じ原因で故障しているのにも関わらず、根本的な解決を一向にしてくれず、  業者が毎回訪問時間に平均30分~1時間は遅れてくる。  挙句の果てに、急用により時間通りに来られなくても一報もせず、  こっちから何度もメッセージ・電話をしても無視され、  ようやく連絡がつき「では次の日の午後5時に」と

#50 白湯のように透明で、舌触りがクリアな『トキメキ』

(1021字・この記事を読む所要時間:約2分 ※1分あたり400字で計算)  ソフトドリンクよりも、白湯が美味しいと感じるようになった。  意識して身体に良いものをーーという訳では無く、単に好みの変化によるもので、  別例として、近頃は刺激が強いバラエティよりも、ただ静かに草花を眺めたり、ゆっくりコーヒーの香りを楽しんだりする方が好きになった。  そのような年頃なのだろうか。  身体や心のペースを乱されるのが嫌になったのが、この変化が起こった一番の原因かもしれない。