見出し画像

もなかのニャン生に寄り添って①

道端でぐったりと横たわっていた茶色の子猫。
見るとまだ目も開いておらず、産まれて何日も経っていない様子だった。
『このままここにいたら死んでしまうかもしれない』
後先なんて考えることもなく抱き上げていた。

タオルにくるみ、動物病院へ。先生は笑顔でこう言った。
「これから頑張って下さいね」
衝動的であったとはいえ、後先考えずの行動だったとはいえ、
小さな命、責任を確かに引き受けた瞬間だった。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?