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ジガルデ握って京都CL参戦!TAG環境に殴り込み!〜わんわん動物園デッキ〜


はじめましてジガルデ二郎と申します。
今回は京都CLに使用したジガルデデッキについて記事書かせてもらいますが、そこまで凝ったデッキではないのでそこまで参考にはならないでしょう。ですが、6回勝てていたので現環境の読みと構築の方向性について間違ってはいなかったのかなと思っています。


●現環境の考察
やはり見逃せないのはTAGTEAMでしょう。

結果として、京都CLをジュニア・シニア・マスターと全部門制覇。TAGTEAMに対して、圧倒的な火力で盤石の強さを見せたレシリザ。
TAGTEAM初期メンバーながら環境トップに君臨し続け、ライライの参戦により戦い方に多様性が増したピカゼク。
ブルーの探索、タッグスイッチ、ムウマージマチスの採用により、耐久性やエネルギー分散に長けたサナニンフ。

京都CLではこのTAGスリートップが大会環境を引っ張っていくものと仮定しました。

その他TAGTEAMですが、千葉CL優勝フェロマッシや準優勝メルカリについては、溶接工の登場により勢力を強めた炎タイプに対して、タイプ相性で圧倒的に不利なため衰退していくと予想。

ガブギラについては未だテンプレートの型が定まっておらず情報が少ないので、対策のしようがない。考えるのをやめました。

●ジガルデデッキの採用理由
理由として、ジガルデは上で挙げた環境スリートップに対して、少しでも勝てる可能性があるためです。
なぜジガルデなのか?という事について、私がジガルデだいすきなのも1つありますが、やはり、1エネで動ける機動性と特性セルカンパニーによって中ダメージを安定して与えられる点でしょう。

TAGTEAMはHPが多いので、勝つ方法は大ダメージによる一撃必殺か、中ダメージでの連打しかありません。
一撃必殺を狙うデッキの場合、ワザを撃つのに必要なエネルギー数が多いなど要求値が高いので事故が起こりやすいのが難点です。
それに比べて、ジガルデは1つのエネルギーでワザを撃つ事ができ、「ブーストファング」の効果でベンチに控えて行儀よくおすわりしていた別のジガルデにもエネルギーが供給できるため、絶えず中ダメージを与える事ができます。
加えて、炎タイプが栄えた事によって衰退の一途を辿る草タイプが弱点であり、そこを突かれにくい点や環境トップに相対したとしても、タイプ相性によるワンサイドゲームになりにくい点が魅力です。

自らレシリザ・ピカゼク・サナニンフを握る選択肢もありましたが敢えてそうしなかったのは、他のプレイヤー達が、強いと分かっているデッキを対策していない訳が無いからです。
また、CLのような大型大会では環境トップのデッキで参加されているプレイヤーが多く居ますので、必然的にミラー戦が増えてしまう思ったからです。
ミラー戦はやはり運に左右される事が多く、ジャンケンで後攻を取ってしまい、そのままゲームも落としてしまう事があります。
そういう不運な負け方は非常に勿体ありません。
プレイングでカバー出来る方は問題ありませんが、私は自信が無かった為、環境デッキの採用を断念しました。



●デッキ構築
京都CL2019使用デッキ:機動戦士わんわん動物園

カプテテフGX:1
初手リーリエ、グズマサーチ用。
もしくはベンチに置いたジラーチやヤレユータンが邪魔でジガルデ・ディアンシーが置けない状況下でのサカキサーチ用。
セルカンパニージガルデ:4
(以下、犬)
メインモンスター。できれば10投したいところですが、ルールなので仕方なく4投です。
ジガルデGX:2
どうしても高火力を出したい勝負時にだけ欲しいカード。基本は使いません。TAGTEAMにカモられます。
1投だとサイド落ち時に困りますが、3、4投だとデッキを圧迫してしまいますので2投。
ディアンシー◇:1
貴重なバフ要員。倒されると復活できないので20点足りない時だけベンチに置きましょう。
トラップボルトマッギョ:1
サンダー対策。1つの格闘エネルギーで中ダメージが与えられる優秀な子。格闘道場のバフ効果も期待できます。HPが90あり、アサルトサンダーを1度耐える点も良い。
さいはいヤレユータン:1
終盤でのリセットスタンプ対策。
ワザ「サイコキネシス」で、エネルギーを多く付けがちなTAGTEAMに対して大ダメージが期待できる。格闘道場のバフ効果も期待。
ジラーチ:2
貴重なトレーナーズ回収要因。
ジラサンの様に使ってあげましょう。
ただ居れば良いというモンスターではないのでエスケープボードが拾えていなければベンチに出さなくても良いでしょう。
ジガルデGXと同様に必要な時だけ使えたら良いので2投。
ハイパー/ネストボール:4
すごくつよい。ねがいぼしやドローで拾えたらすぐ使いたい。
レスキュータンカ:3
すごくつよい。犬がやられがちなのですぐに助けてあげましょう。基本的には手札に戻してすぐにベンチに置いてあげますが、ボールの残りに余裕があれば山に返しても可。
こだわりハチマキ:2
対TAGTEAMを想定したデッキなので、できれば4投したいのですが、デッキ枚数の関係上2投。
フィールドブロアー:1
バトン嫌だし、いつか使うかなぁぐらいの気持ちで1投。スタジアムを多投するこのデッキで、スタジアムを払うために使用することはほぼないので抜いても良かったかもしれない。
マルチつけかえ:2
このデッキの奥の手。どうしても打点が足りない。TAGTEAMに押され気味でこのまま犬で戦っていても負けてしまうと感じたら、全力でこのカードをタッチしに行きましょう。
「ブーストファング」でベンチにエネルギーが十分行き渡るはず。それを利用しない手はありません。ジガルデGXにダブル無色手貼り、マルチつけかえ2枚同時使用からのジャッジメントGX発動。これを1ターンで行うことができれば、かなり重い奇襲攻撃ができます。実際に今大会において、この奇襲攻撃のおかげで勝てた試合があります。
もちろん、適当なポケモンにつけていたダブル無色を移動させても良いです。
ジガルデGXのみに使うカードなので優先度低、最低限の枚数のみ。
エスケープボード:2
ジラーチ専用のボードです。ジラーチと同数採用。
エネルギースピナー:1
ねがいぼしで拾える。エネルギーが枯渇したら使いましょう。
あっても無くても良い。京都CLにおいて活躍した場面無し。
リセットスタンプ:2
悪魔のカード。相手によっては運ゲーに持ち込める。デッキを回す上ではあっても無くても良いのだが、相手の残りサイドを調整しやすいデッキのため終盤で大活躍。
1枚ではサイド落ちや最後まで拾えるかわからない。3、4枚は不必要なため2枚採用
ポケモンいれかえ:1
ボードに乗せられなかったジラーチ回収やジガルデGXの奇襲攻撃に使用。
京都CLでは活躍なし。
そこまで必要でないカードなので優先度低。1枚採用。
リーリエ:4
かわいくて好きなので4枚採用。
シロナ:2
美しくて好きなのだが、マルチつけかえや格闘道場を手札に蓄えてタイミングを伺いながら戦うデッキのため、基本的には縦引きがしたいので2枚採用。
グズマ:4
このデッキの要。言わずもがな勝負を決定づけるカードなので4枚採用。
犬が1エネで動ける機動性やベンチにエネルギーを蓄えられるのでグズマとの相性は抜群。
相手のシステムポケモンを狩ったり、ベンチに逃げられたTAGTEAMにとどめを刺せる。
サカキの追放:1
ベンチにジガルデを並べたいが、ヤレユータンやカプテテフGXなどが邪魔な時に活躍。
特定の条件下でしか使用しないので1枚採用。
格闘道場:3
サイドを先行されがちなデッキのため40点バフ効果は強力。
道場なくしてジガルデデッキの勝利はありえないが、スタジアムなので毎ターン張り替えられることは少なく、手札で腐ることもありえるので4枚では無く3枚採用。
トキワの森:2
エネルギーが少ないデッキなので少しでも触るために使用。
相手が貼ってくれることも多いので2枚の採用。
ダブル無色エネルギー:3
ジガルデGXとヤレユータンにしか貼らないカードのため、サイド落ちを考慮して最低限の3枚採用
基本格闘エネルギー:7枚
エネルギーは少なめでも犬のブーストファングでトラッシュから回収できるので問題ない。
場2枚、トラッシュ1枚程あれば十分回ります。



●採用していればよかったと後悔したカード

グラジオやロトム図鑑と言ったサイドからの救済カード
犬が2枚以上サイド落ちすると確実に勝てなくなるので救済方法は必要でした。



●不採用カード

ポケギア3.0
トレーナーズはジラーチで回収できるので必要無いと判断したため不採用。


せせらぎの丘
毎ターンジガルデを場に出せるのは良いが、ボールだけで十分ベンチを埋められるため不採用。


いましめフーパ
対ギラマネロ用アタッカーとして検討
ジガルデがギラマネロ系統のデッキに弱く、当たってしまったら余程のことがない限り勝つことは難しい。ギラマネロ対策を完全に捨てたため不採用。


マシャリキ
練習でサナニンフにひたすら狩られ続けた。ジガルデGXやカプテテフGXが入っているこのデッキでは、サイドの取られ方が3、2、1になってしまい、サイドレースで相手にアドバンテージを与えてしまう可能性があるため不採用。


ブラッディアイ ルガルガンGXライン
グズマで事足りる。デッキの枠を圧迫しすぎる。ベンチで腐る。TAGTEAMに狩られやすい問題から不採用。


ユリーカ
ジガルデデッキなので採用してあげたいけど、あまりジガルデGXを使わないので不採用。


エネくじ
エネルギーはトキワの森での確定サーチでまかなえる事や、ダブル無色エネルギーを使う機会が少ない事から不採用。


くろおび
ブーストファングで勝手にエネルギーが付くので不採用。くろおびつけるぐらいならハチマキで30点上乗せした方がいいです。


ククイ博士
サポ権使ってまで20点乗せる必要があるかどうかと言われると微妙なラインなため不採用。2ドローもなんだが中途半端なのでは…と思ってしまった。


カウンターキャッチャー
グズマ4枚で事足りると思ったので不採用とした。犬が倒されやすく、サイドを先行されがちなため1、2枚ぐらい入れても良かったかもしれない。



●各デッキの立ち回り方
ジガルデデッキは場に犬を並べるだけで良いので、非常に扱いやすいデッキと言えるでしょう。ウルネクなどと違い、巧みなプレイングを必須としてないため、「どのポケモンを狙うか」だけに集中して考えることができます。


対レシリザ
とにかく犬でブーストファング。
レシリザのげきりんを恐れてはいけません。攻撃の手を緩めずにひたすら殴り続ける、バフ効果を乗せてとにかく早く倒す。


対ピカゼク
サイド取得優先度としてはゼラオラGX→ピカゼク=デデンネGX
サンダーでビートされると有利対面とはいえ厄介なので、基幹となるゼラオラGXを先に倒しましょう。ゼラオラGXを出してこない場合、素直にサンダーと殴り合いをしましょう。そのためのマッギョです。
ジガルデがピカゼク軸デッキの弱点を突けますので、こちら側が回れば苦戦を強いられることはほとんどありません。


対サナニンフ
序盤〜中盤でとにかく連打しましょう。相手回復ソースを消費させつつ、ジガルデGXでの奇襲攻撃を画策しながら立ち回る必要があります。
相手の残りサイドが2枚程度になるまで我慢です。マチスでの反撃&回復が厄介なので、サナニンフを1体倒しサイドを3枚取ったとしても、優位に立ってしまわないよう、互いのサイド枚数を確認しながら戦いましょう。


対ガブギラ
現環境でガブギラ単は存在しないので何かしらのエネルギー供給ポケモンと組ませるはず。それがポリゴンなのかイカなのかわかりませんが、システムポケモンをとにかく先に倒す。
ガブギラへのエネルギー供給さえ断ち、ちょくげきだんしか撃てない状況を作るのが理想的です。犬はHPが90ありますので、ちょくげきだんを2度耐えることができます。絶妙な体力調整。運営に圧倒的感謝。


対フェロマッシ
諦めましょう。


対メルカリ
諦めましょう。


対ギラマネロ系の何か(ウルネクなど)
序盤でどれだけグズマを使ってイカを狩れるかで勝負が決まります。ギラティナは無視してとにかくイカを狙いましょう。
ウルネクのめつぼうのひかりGXで大量死させられる可能性が大いにあるため注意が必要です。


対ゾロアーク系統
ゾロアークGXを狙いましょう。



●CL京都2019マッチアップと勝敗
①ズガドーン単6-2◯
②ガブギラポリゴン6-4◯
③ガブギラギラマネロ0-6×
④ガブギラゲンミミ6-4◯
⑤ガブギラゲンミミ6-4◯
⑥ガブギラゲンミミ3-6×
⑦レシリザ6-4◯
⑧レシリザ6-4◯
⑨レシリザ0-6×

ガブギラ、レシリザ軸といった有利対面を8回連続で踏めたのも、勝ちを重ねられた要因の1つかなと思っています。

ほとんどの試合がギリギリで濃いゲームだったため、詳細までは覚えていませんが、印象的だった事だけ書いていきます。

1回戦目
対ズガドーン単◯6-2
ひたすら犬ビートで勝ち

2回戦目
対ガブギラポリゴン◯6-4
ポリゴンが場に出てきた為、早急にグズマで処理。エネルギー供給を断てられたのが大きかったのか、ガブギラのちょくげきだんしか受けていないターンが続いていた。それからは犬ビートで勝ち。

3回戦目
対ガブギラギラマネロ×0-6
完敗しました。対戦相手いわく、ジガルデが見えたため、ギラティナビートに変更したとの事。序盤から犬を並べられず、火力が出ない状態のままターンを重ね、そのまま最後までギラティナに押し切られて負け。

4回戦目
対ガブギラゲンミミ◯6-4
愛知県勢同士の対戦。
序盤〜中盤まで犬ビートで試合の流れを掴むが、調子に乗って出してしまったジガルデGXをせいでピンチに陥ってしまう。
突如として相手の場に現れるゲンガー&ミミッキュGX。その日、何度もゲンミミに苦しめられる事になるが、その時の僕は知る由もなく、ガブギラギラマネロにゲンミミの相性最高かよ…と、ただ感動していた。
その後、京都CL最初のホラーハウスGXを受ける。
ゲンミミのポルターガイストでいっぱいダメージを受け、ジガルデGXが爆散してしまいサイド差を一気に詰められてしまったが、ホラーハウスGXのドロー効果のおかげでグズマを2枚引けていたので勝ち。

5回戦目
対ガブギラゲンミミ◯6-4
個人的に1番ギリギリの戦いだったゲーム。
こちらも序盤からの犬ビートで試合の流れを掴めたが、懲りもせず調子に乗って出してしまったジガルデGXのせいで超絶大ピンチに陥る。
突如として相手の場に現れるゲンガー&ミミッキュGX。
ここで京都CL2度目のホラーハウスGXを受ける。すでに相手のサイドは2枚。さすがに終わった…と思ったが、手札にトレーナーズは3枚。ポルターガイストを受けてもなお、ジガルデGX立ち上がる!その後返しのターンでゲンミミを倒して勝ち。

6回戦目
対ガブギラゲンミミ×3-6
序盤から流れを取られしまい、止むを得ず出したジガルデGXをまたもや現れたゲンミミにカモられ負け。ちなみに、この試合で京都CL3度目のホラーハウスGXを受けた。

7回戦目
対レシリザ◯6-4
犬ビートで勝ち。

8回戦目
対レシリザ◯6-4
ブースターGX→レシリザとテンポよくサイドを取っていったものの、残り1枚時点で悪魔のリセットスタンプを受ける。しかし、その1ドローでグズマを引くことができ、傷を負ったレシリザをベンチから引きずり出せたので勝ち。

9回戦目
対レシリザ×0-6
予選完走がかかった大一番だったが、まさかの大事故。犬が2匹サイド落ちしていたため、火力が足りず、そのまま押し切られ負け。サイド落ちケアを怠った構築が招いた結果と言えるが、有利対面を落としてしまったのは非常に悔しかったです。

予選ラウンド6-3でドロップアウトという結果でした。


●京都CLを終えて
個人的には6-3と思ったより成績がよかったので満足しています。普段の対戦成績だと0-3もありえる。完走とか絶対無理やなと思っていましたが、実際に手が届きそうなところまで勝ち上がれたし、実力以上の結果が出たことに自分自身驚いています。当然、運もありますが…。
みんなは完走目指して頑張って!と言っていましたが、僕は意識低めの人間なんで3-3ぐらいできたらいいなと思っていました。
その程度の気持ちだったのに、当日勝ち進んでいくうち、だんだん目標が高くなっていきました。
3勝できたらいいな…から、5勝してグレイシアプロモ欲しいな…まで。
実際に5勝できたときはめちゃくちゃ嬉しかったし、もっと上に行けるんちゃう?とすごい前向きな気持ちになっていました。
対戦相手は自分と同じように、どんなデッキで出るか悩んで、練習して、真剣に大会に臨んでいる人達ばかり。そういう人達と真剣勝負をして勝つって凄い自信になります。例え負けたとしても、何がダメだったのか考えるだけでも成長に繋がると思います。
ポケモンカードはたかだか遊びですが、無意味に過ごしてた自分に喝を入れてくれたような気がします。
京都CLは真剣勝負の場を以って、刺激を与えてくれた素晴らしい大会でした。
次のJCSでは2000勝ぐらいしたいです。



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