チャンピオンズリーグ2024横浜(CL横浜) 最終32位 【金ネジキ白ルギア】
※2023/10/1現在、本垢で友人達へ殺意を振りまいていたところTwitter様から目をつけられ本垢凍結されました。質問等ある場合は@halumakuまでご連絡下さい。
※2023/10/24 出所しました
初めまして。
大都会赤穂のPCGプレイヤー、じはんきと申します。
これまでの公式大会戦績としては、シティリーグベスト8が3回、準優勝1回、愛知CL4-3ドロップ、そのくらいです。
今回のチャンピオンズリーグ2024横浜マスターリーグにおいて11勝3敗で最終成績32位、JCS優先権を獲得することができました。
正直な所自分には出来すぎな結果で、私は優秀なプレイヤーでもなんでもありません。しかし、そんな私でもこの順位まで連れて行くことのできる強力なデッキがある、そうご紹介するために執筆する事と致しました。
今回私が使用したのは白ルギアで、【ネジキ】を採用したレシピとなっております。
2023については触れないで下さい。だっていま2023年じゃん。
戦績は以下の通りです。
今回の記事では、
・なぜネジキを採用したのか
・ネジキはどのような場面で使うのか
・各カードの採用不採用について
といった部分を重点的に紹介致します。
そして私なりの考え方を交えながら、ルギアはどのようなデッキか?どのようなカードが相性が良いのか?という部分についても解説していきます。
少しでも興味を持って頂けたのであれば、ぜひ続きを読んでみてくださいね。
※9/12追記
共にDay2を戦った仲間たちがnoteを書いたそうなので、ご紹介だけさせて下さい。私より全然強い人らです。
それでは、以下より本文となります。
まずはデッキレシピから。
ルギアというデッキについて
わざわざ言うまでもないかとは思いますが、ルギアは『とことん逃げ切る』ことを目指すデッキです。
サイドを先行し、
・ボスで相手のアタッカーを素早く倒す
・ナンジャモで妨害しながら相手の息切れを誘う
といったことを狙います。
そしてルギアはアーケオスや特殊エネルギー群のお陰でアタッカーも豊富で継戦能力が非常に高く、息切れしづらいといった部分が大きな長所だと言えます。
高い継戦能力を生かしながらサイドを先行し逃げ切る。
それがルギアというデッキです。
私の今回のデッキレシピは、『とことん逃げ切る』といったルギアの長所を活かすことを特に意識して作成しています。
そういった意識から、ネジキの採用に結びついていきました。
なぜネジキを採用したのか
前提として、ネジキの役割は2種に絞られます。
1つは、負け筋を潰すこと。
盤面に残ったネオラントV等のポケモンを他のポケモンに変換することで、ボスによる負け筋を潰すカードとして使う。
崩れたスタジアムと違い盤面を埋めていなくても有効に使うことが出来る部分が非常に優秀です。
そしてもう1つ、どちらかといえばこちらの方が大事なんですが、アタッカーを使い回せること。
ロストギラティナ対面でミュウexの使い回し、サーナイト対面でドラピオンの使い回し、前のターンから出していたポケモンをルギアVに変換しVSTARに進化し攻撃、と言ったことが出来ます。
自分ができるプレイの幅が広がり、負けの盤面を勝ちに変えることが出来る。
そういった点からネジキを採用することに決定しました。
実際、11勝の内の2勝はネジキが無ければ負けていました。
ネジキを採用していなければDay2に上がることは出来なかったと断言できるほどには助けられています。二日間の中でこのデッキのMVPは間違いなくネジキでしょう。
使いどころが難しいということは間違いありませんが、他のカードにはない唯一無二の性能を持っており、相手の意表を突けるという点を高く評価しています。
ネジキはどのような場面で使うのか
例を二つご紹介します。
・対ロストギラティナ
最終盤面、自分の残りサイドが1で、盤面にはアーケオス×2とカビゴン×2。バトル場カビゴンダブルターボ2ジェットエネ1付き。
山にはエネルギーが3枚しかなく、スタジアムを割る札もなし。
相手の残りサイドは1で、バトル場ギラティナV3エネ付き、ベンチにヤミラミ1、シンオウ神殿が貼られている状態。
ハンドにはキャプチャーアロマとネジキ、その他有象無象。
キャプチャーアロマ使用するも表。裏でネオラントを持ってくることが出来ればボスで勝ちでしたが、表。ルギアVSTARを山から持ってきました。
ハンドのネジキを使用しバトル場のカビゴンをルギアVに変換。
カビゴンは前のターンから場に出ており、ネジキは変換前の状態を引き継ぐため進化が可能。そのままVSTARに進化させ、プライマルターボで1エネ付けストームダイブ220ダメージで相手のギラティナVを倒し勝利。
・対サーナイト
まずこちらの2ターン目にカビゴンでバトル場のポケモンを倒しサイド残り5-6、相手ターンになりサーナイトexでカビゴン(エネ2枚使用)を取られる。サイド残り5-5。
ドラピオンVを起動(エネ3枚使用)、サーナイトexを倒す。サイド残り3-5、相手ターンになりアルカナシャインサーナイトでドラピオンVが取られる。サイド残り3-3。
返しでカビゴン(エネ3枚付き)起動、アルカナシャインサーナイトを取る。サイド残り2-3、返しでサーナイトex(月明かりの丘を使いHP残り300)を使いカビゴンを取られる。サイド残り2-2。
序盤ハイパーボールのトラッシュもあり山のエネが残り5枚、アヤシシVを起動できたとしてもマックス280ダメージしか出せない状態。自分のバトル場にはダブルターボ付きのルギアVSTAR。
ネオラントVを使いネジキを持ってくる。ネオラントVをドラピオンVに変換しエネルギーを4つ付け、バトル場のルギアVSTARを逃がしサーナイトexを取って勝ち。
相手視点だとドラピオンVが使用済で、場に見えている限りだと次のターンアヤシシVが300ダメージを叩き出すには届かず、サーナイトexで一度耐えることができるように見えてしまいます。
ネジキが採用されていることで、『これなら耐えられるでしょ』という相手の認識を逆手に取ることが出来るようになっています。当たり前ですが、認識外からの攻撃は相手にとっての致命傷になり得ます。
本来であれば倒せないはずのポケモンを倒すことが出来る、それだけで十分だと私は考えています。
サーナイトex対面では、ドラピオンVが倒された後にサーナイトexを押し付けられると1撃で倒せず苦しい盤面になってしまいがちです。
CL前の調整段階でもサーナイトexを押し付けられて苦しい場面が何度かあり、その経験を上手く活かせた形となりました。
しかし、この例は最終盤面で相手のバトル場がアルカナシャインサーナイトの場合有効打になりません。サイドを1-2の状態にされ返しのボスで負ける可能性も大きくあります。
そのため、ナンジャモ等でハンド干渉を絡めながらサーナイトexを差し出させることを狙っていきましょう。
・etc…
対ロスギラ、対サーナイトの二例を上げましたが、これ以外にもネジキが強力な場面、対面は数多くあります。
バトル場に1体しかいないルギアVを即座に取られても、ネジキを使うことでルギアVSTARに繋げることが出来る。
対ミュウVMAXにおいてドラピオンVを二回使用し、イージーWINを狙っていける。
ロストバレット対面でダメージの負ったネオラントVをカビゴンに変換し、ロストマインで取られないようにする。
これ以外にも数多くありますので、使いながら試して行くことをおすすめしておきます。
プレイの幅が広がる、この部分をぜひ検証してみて頂ければと思います。
不採用としたカードについて
・レントラー(みなぎるせんこう)&リバーサルエネルギー
⇒高い継戦能力を生かしながらサイドを先行し逃げ切るといった部分が長所であるルギアと、捲るためのカード(劣勢でしか使えないカード)はシナジーが薄いと考えています。
・サイドを先行している時には有効に使えない(要らない)
・1-1採用の場合どちらかがサイドに沈むだけで使うタイミングを失う
・採用してもミラーの勝率がほとんど変化しない
・有効な場面でレントラーを場に出す要求は低くない、むしろ高い
・役割対象がそこまで多くない
といったことから採用を見送ることとしました。
・ヒガナの決意
⇒ナンジャモ等のハンド干渉を返す札としてはそこまで強くないことから採用を見送りました。結局博士の研究の方が汎用性が高いと考えています。
しかし、今は5~6体の盤面展開を行うデッキが多い環境のため採用はアリだと思います。
ちなみに、レントラーを採用するのであれば博士の研究よりもヒガナの決意の方が採用優先度は上がります。自分の構築に合わせて採用を検討してください。
・勇気のお守り
⇒現環境では刺さる相手がそこまで多くないと考えたため不採用としました。採用するとミラーへの勝率は間違いなく上がるため、Day2では採用してもよかったかもしれません。
おまもりつきのアヤシシVやミュウexでミライドンに若干抗えるようにはなります。本当に若干ですが。
・ロストシティ
⇒サーナイトには刺さりが良いですが、崩れたスタジアムとテーブルシティの優秀さには勝てませんでした。相手の妨害よりも自分の動きを優先した、という形です。
・こだわりベルト
⇒使いたい対面はいくつかありますが、ピンで採用する勇気はなく、だからといって複数枚採用やタウンデパートを採用することは他の枠を圧迫してしまうため不採用としました。
・ノコッチ(ふしぎなすあな)
⇒ミライドン、空ピカを意識するなら採用はありだと思います。今回のCLでは上位にミライドンが少ないと読んでいたため不採用としました。
今後は考慮しても良い、考慮した方が良いカードだと思います。
・やまびこホーン
⇒ボスと組み合わせることで非常に強力なカードとなります。枠としてはネジキの位置でしょう。
しかし、ボスと揃って使えることはそこまで多くなく、ネオラントVから確定サーチが可能なネジキに軍配が上がると思っています。
少なくともナンジャモが飛び交う環境では使いにくいかなといったところで不採用としました。
・カビゴン(とおせんぼ)
役割対象としては主にサーナイト対面だと思いますが、一時的に縛ることができたとしても結局相手のボスでとおせんぼロックが解除されてしまいます。LOを狙うにしても山の総数についてしっかり把握しなければならず、相手がサイドを先行している場合ナンジャモで相手の山札を増やされてしまいます。
何度か検証はしていますが、終盤のロックで勝ちを狙うならばあまいわなクチートの方がよほど優秀です。
採用したカードについて(いくつか抜粋)
・カビゴン(へいきなしぼう) 3枚
⇒アッセンブルスターが出来なかったとしても2回の手張りで攻撃ができ、尚且つカビゴン1体が即座に倒されたとしても痛手が少なくスタートして欲しいため3枚。
基本的に一度の試合で3体使うことはあまりありません。無理して3体使うとエネルギーが枯渇しがちなので注意しましょう。
・バケッチャ 1枚
⇒崩れたスタジアムとの選択枠。
キャプチャーアロマやハイパーボールで触れることが出来、単純にスタジアムを入れるよりも引き込める確率が高いと感じ採用。
ネジキで変換することも可能なため、場にいてもほとんど腐りませんでした。
・アヤシシV 1枚
⇒必須の枠だと考えています。使用する対面が非常に多く、
・ルギアミラー…早めに起動しVガードを付けて押し付ける
・パオジアン…ダブルターボ3枚+1エネでパオジアンを取る、ダブルターボ4枚+1エネでアルセウスorパルキアを取る
・悪リザードン…相手にサイド1or3を取らせた段階でアヤシシVを起動し攻撃、無視させないことで終盤のミュウexでのワンパンに繋げやすくする。
他にも、ミュウ、ロスギラ、ロストカイリュー、アルセ系統、ミライドン、使う対面ばかりです。アヤシシVでスタートしたとしても2回の手張りで攻撃できますし、よほどの環境の変化がない限り抜くことは無いと思います。
アヤシシVが無くても勝てることはありますが、無いと勝てない&あると楽に勝てる といったことの方が断然多かったです。
・ナンジャモ4枚&博士の研究2枚
⇒ここに関しては、試合の序~終のどこを重視するかで変化します。
博士の研究でエネルギーや他のサポートを巻き込むことをできるだけ避けたかったこと、中盤から終盤にかけてナンジャモを連打することで相手の息切れを誘いたかったこと、そういった理由からこの配分としています。
この配分が逆であったり、3-3の配分であったり、ここは自由かなと思います。そのプレイヤーの考え方次第で変化する部分です。
アーケオスをトラッシュに素早く送ることだけに特化するのであれば、博士を4枚にするのが丸いです。
・ボスの指令 4枚
⇒4枚以外無いと思っています。ルギアというデッキの長所であるサイドを先行して逃げ切るという部分に最も貢献するカードで、アッセンブルスターした後に最も引きたいカードです。
極論アッセンブルしたあとにボスって言い続ければ大体勝てます。
引き込める確率を限界まで上げたいため、4枚採用の確定枠だと考えています。
ちなみに、1枚セレナにしても良いのでは…という考えはかなり否定的です。役割は似ているように見えますが全くの別物ですので、どうしてもセレナを入れたい場合は別の場所から捻出しましょう。
・崩れたスタジアム 1枚
⇒バケッチャとの選択枠。負け筋を潰せるカードとして非常に強力で、2枚採用したいというのが本音です。
しかし私の構築ではネジキを採用しており、負け筋を潰す役割はネジキでも果たせます。構築上負け筋を潰すカードの総数は減っておらず、1枚採用でも許容されると考えました。
・セラピーエネルギー 2枚
⇒カビゴンの採用枚数-1の採用がベターです。カビゴンが倒される、ジェットエネルギーがある等の場合不要なカードですので、雑に使えるエネルギーといった印象です。
〆
ここまで読んで下さり、本当にありがとうございました。
以降は有料となりますが、本当におまけ程度の有益とも言えないようなことが少しだけ書いてあります。気が向いたら新段環境についてのなんやらも書こうかなくらいです。
特に購入しないといけないような重要なことではありませんので、投げ銭程度の感覚で購入して頂ければと思います。
購入して頂いた金額は12月の京都CL遠征費、並びにJCS遠征費に充てさせて頂きます。
ここまで読んでくれたあなたへ、最大限の感謝を。
それでは、またどこかで。
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サポートして頂けたらとっても嬉しいです。 そもそもここまで読んで下さっていることも嬉しいです。 あなたに、最大限の感謝を。