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ベトナムで Tinder をしてめちゃくちゃモテまくった結果富の不平等について考えた話

エッセイ

聞いてください。ベトナムでTinderやbumbleをすると、めちゃくちゃモテるんですね。体感八、九割マッチして、ほぼ確実に向こうからメッセージが来ます。
初めは楽しかった。日本では考えられないくらい美人が向こうからメッセージしてくれたり、デートに誘ったりしてくれて自分が男として魅力があるのだという自信を回復したりもできた。
しかし、二、三回するうちに何かデジャヴを感じた。そうだ、一年前の夏にマッチングアプリにどハマりしていた時に、あまりのマッチしなさから年収を300万から年収1億に偽装してみた瞬間と、全くおなじ衝撃だ......

日本の平均年収は500万円。ベトナムの平均年収は30万円。実に17倍の差がある。ここまでは渡航前から知っていた。

しかし、ふと思った。この17倍の差を、日本の平均年収に掛けるとどうなるのか?500*17=8500.約一億。
つまり、ベトナム人からみた日本人は、日本人から見れば年収1億のアメリカ人なのである。

この話をしていた相手は、20才の日本人女子大生二人。その二人ともが「ああ〜〜〜」と納得していた。
そうして俺はベトナムでスワイプをやめた。

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