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MDR-7506を使い始めて2年近く経ってた話と青帯にたどり着いた理由

会社のデスクを整理していたらMDR-7506(以下青帯)の外箱が出てきた。外箱と言ってもMDR-900ST(以下赤帯)同様業務用の素っ気ないものだ。

購入して直ぐに改造していたので「何か純正部品でも入ってるかな?」と一応内容物がないか確認した。すると保証書とレシートが出て来て日付を見たら2021年の1月で年明けには2年経つらしい。

当該の保証書

結構使ったな。

過去に買ったヘッドホンの殆どが1年少々で破損していたことを考えると大健闘で、かつ現状で外装のヤレも殆どないので今後も最長記録を更新し続ける見込みだ。

・・・

さて、そんな青帯だが実は明確な意図があって購入している。
過去に数機種を使用して(破壊して)辿りついた結論として下記の項目があり、それに基づいて出た結論が青帯だった。

  1. 外装が丈夫じゃないものは(私の使い方だと)直ぐ壊れる

  2. 何時でも修理できる機種の方が気楽に使えていい

  3. ケーブルの脱着は利便性と保守性の面で絶対必要

  4. コンパクトに収納できること

  5. Bluetoothは要らない

  6. 結局のところイヤホンよりヘッドホン

まず1についてだが過去に使用していたヘッドホンの全てを私は破壊している。というより外装を破壊するまで使い潰してきた。というのも通勤時には着用しているかリュックに放り込んでいるかのどちらかなので、必ずボロボロになっていく。

「ケースに入れろよ!」という声が聞こえてくる気がするが、ものぐさな私は絶対に都度ケースに仕舞うなんてことは出来ない。

ゆえに堅牢さというのは必須項目になる。

2については私の性質によるもので日常的に使うモノに気を使いたくないので「買い替えが気楽にできる」か「保守部品が気楽に買える」のどちらかはマストなのだ。ヘッドホンに関しては1万円を切る価格帯の音質が許せないので自ずと後者の条件で探すことになる(この時点で2機種に絞れるじゃねーかというのは野暮です)。

3については今日となってはハードルが高いということはないだろう。今どきリケーブル非対応という機種は少ない。主旨としてはリケーブルを楽しむのではなく断線修理が圧倒的に楽になるからだ。

付け加えるとヘッドホン側のコネクタが3.5mmミニフォンプラグというのも必須条件で、適当な延長ケーブルさえ手に入れば修理できるので急な断線にも出先で対処できる。

4については破損防止の意味が強い。バンドの内側に折りたためるヘッドホンでないとリュックに放り込んでいると必ず壊れる。これもケース入れろって話なんですが無理なんですわ…

そもそもヘッドホンの外装でヤレやすいのはイヤーパッドの可動部なので、そこが初めから畳めるのは寿命の上で結構重要っていう。

5については青帯を運用して暫くして気が付いたことで、当初はBluetoothレシーバーに繋げて疑似ワイヤレス機として使用していたところ接続されてるかが気になり過ぎてそれがストレスになって止めてしまった。

そんなにケーブルって邪魔か?

Bluetoothオーディオで便利に思ったのってカーステだけだった。

6についてはヘッドホン遍歴の間にイヤホンがチョイチョイ挟まっているのだが、結局ヘッドホンに帰ってきてしまう。断線させないようにするにはケース必須だし、取り外すのがヘッドホンより手間だったり、リケーブルできる機種にしたってMCXコネクタの価格と相性の問題があったり…

そもそもドライバはデカければデカい程いいわけで、イヤホンそのものが価格に対する利益を求めるとコンパクト以外に利点がない。

というわけで「丈夫で」「ケーブル脱着(加工が)できて」「折り畳める」MDR-7506君が選ばれたというわけです。

トップ画像より加工済みの青帯

はい、改造前提です。
というか元々赤帯の音が好きなので、それより聴き疲れしなさそうで折り畳み可能な青帯が「実はベストなのでは?」と気が付いたら買ってました。

畳めるしケーブル脱着を始め改造例には事欠かないし、音質は好みで保守部品も十分と文句ないじゃんと。

↓音響関係の記事で有名なHoly Cater@linear_pcm0153氏の記事、大体ココのマネしてる

また社外品の交換部品も結構あってDIYしながら末永く遊べるしいいかなと。都度機種変だと試聴しに店行ったり、装着感はどうしても変わっちゃうし、修理やリケーブルも勝手が違うしで面倒だけど、同一機種で遊び続ける分にはそのテの面倒は一切ない。

フルワイヤレスだったり便利なモノは沢山あるが、シンプルで堅牢なモノを長い目で見て使って行くという選択肢もアリなんじゃないかって…

これって立派にSDGsじゃないですか?

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