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詩「ありふれた今」





明日を思い煩うあまり
無駄にしてしまった今日という日が
いったいどれだけあっただろう

時間のゴミ箱に捨てられた
かけがえのない日々は
もう二度と取り戻せない

もう無益なことはやめよう
僕自身のために

昨日でもなく明日でもない
今この瞬間をときめきたい

喜びも悲しみも憎しさえも
愛おしく思える今があったなら

それがどれほどありふれた今だとしても

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