すべらない話を提供します。2

 すべらない話第2回ということで、iPhoneにまつわるすべらない話をしたいと思います。

 iPhoneを持っている人なら一度は体験したことがあるだろう『秘密の質問』で起きた事件です。『秘密の質問』とは、有料アプリを購入・アプリ内での課金する際に初めてに限って『秘密の質問』に答えないと有料アプリや課金ができない仕組みになっていました。(2017年くらいの時)『秘密の質問』とは、8つくらいの質問(あなたのペットの名前は?)の中から3つを選択して、その質問にあった答えを自分で設定しなければなりません。普通の人は、(あなたの好きな食べ物は?)の質問に対して、カレー・ハンバーグ・焼きそばなど質問に対して適切な答えを設定すると思います。しかし、当時の私はとにかく早くiPhoneを使いたかったため『秘密の質問』を適当に文字を打って設定してしまったのです。
 そんな適当に設定したこと自体忘れていたのですが、ある日有料のアプリを買いたいと思い、iTunes Card1500円分を買ってきて、App Storeに入れました。そして、有料のアプリを買おうと思った瞬間、『秘密の質問に答えてください。』と表示され、質問が(あなたが初めて行った海の名前は?)・(あなたのペットの名前は?)・(忘れました。笑)と3つの質問が出てきたのです。

俺『ん? 海の名前? 覚えてねぇーよ…』

全くと言っていいほど、海の名前は思い付かず、唯一思い出したことは『適当に設定したな』という記憶だけでした。そのため、脳の奥という奥から記憶をほじくりだして出た質問の答えが『おばあちゃん・もしくはお母さん』でした。おそらく、目の前にいたため軽い気持ちで打ってしまったと思います。確信はしていなかったのですが、とりあえずその質問に対して『おばあちゃん・お母さん』の答えを打ちましたが、間違っていました。これは拉致がないと思い、Appleに電話して、どうにかしてもらおうと考えました。

俺『もしもし、すいませんが秘密の質問を忘れてしまいまして、どうすれば良いでしょうか?』

Apple店員『かしこまりました。〜〜(個人情報聞かれたと思う。)でしたら、秘密の質問を再設定しましょう。』

俺『あ、良かったです。お願いします!』

Apple店員『再設定するためには3つの質問の1つだけ答えてもらってもよろしいでしょうか?』

そうなのです。再設定するためには3つの質問の最低1つは答えないと再設定できないのです。私が思い出した答えは『おばあちゃん・もしくはお母さん』の2択です。しかし、質問を思い出してください。
『あなたが初めて行った海の名前は?』
『あなたのペットの名前は?』

俺『答えられるわけねぇぇぇぇーー、ペットの名前がおばあちゃん?言えるわけねぇーーーー(心の声)』

しかし、それ以外に質問の答えが思いつかない私は、女性店員に対して、大パワーワード『おばあちゃん』を言うことを決意しました。

Apple店員『では、あなたのペットの名前は?はどうでしょうか?』

俺『あーー…全く思い出せなくて、適当につけたんですよね…結構昔なので… (うだうだ30秒くらい)』

俺『分からないですけど、おばあちゃんでお願いします。』

Apple店員『???? カタカタカタ…(パソコンを打つ音) 違いました…』

俺『ですよねーーー…全部の質問一回おばあちゃんでお願いします。(言ってることやばいのは分かってます。)』

Apple店員『全部違いました…他に…ありませんか?(苦笑)』

もう打つ手がなくなったので、諦めようと思ってました。女性店員とかは、もう問題ではありません。他人に対して、ペットの名前は? おばあちゃんと言う返しをして間違っていたことに、死ぬほどのはずかしさを感じていました。死のう…死ぬしかない…

俺『あー、もう分からないですけど、最後に※※※(いつも使っているパスワード)お願いします。』

Apple店員『通りました!』

通るんかーーーーーーーーーーい!!!

無事に再設定を済ませることができたが、有料アプリは全く面白くなく、残ったのは恥ずかしさだけでした。