認知症と悟りと幸せ
♪君と長い間、過ごしたこの人生
80%以上は覚えてないかも
でもいいのさ 問題ない♪
93歳と87歳の認知症の父母と居ると、なぜか幸せを感じるようになりました。よくキヨシローの「毎日がブランニューデイ」が脳内に流れます。
父の浮気が原因で何十年も家庭内別居していた二人なのに、何もかもすっかり忘れて今はびっくりするくらいラブラブ仲良しにしてるんですよねw
本格的に実家に通い出した頃は、しっかり者だった母の暴力・暴言・パニックに心身疲弊してましたが、認知症を学ぶのと並行して、自分の在り方を変える努力をし続けていると
いつの間にか「ありがとうね。」と笑顔が増え、
今では終始「はぁ~幸せさぁ~」と何かにつけて感謝しているのを見てこちらも幸せになる…の好循環な日々。
自営定年なしで働き続け多忙だった母は厳しく遠い存在で、なつかない私は疎ましがられ、私も母が好きじゃなかった。
だから介助が始まった頃は眉間にしわを寄せて
「大変・不安という気」
を放っていたんでしょうね。
父の介助が始まり、続いて母の世話をするようになって初めて別居先のゴミ屋敷の惨状を目の当たりにし、ショックと哀れさの中で無我夢中で掃除して感じたのは、「一人の働く女としてのキャパオーバー」に気づいてあげられなかった反省と哀しみ。
でもその中で生き抜いた事への
リスペクトと感謝。
残る余生を清潔な環境で幸せに過ごしてほしいという
ねぎらいと愛
が一氣にあふれ出し、その頃から母がどんどん穏やかに優しく変化していきました。
こどもや動物のように、こちらの心の状態を本能的に映し出す鏡なんだと痛感しています。
私も母似でマルチタスク・ワーカホリック、体が丈夫だから限界まで無理をする完璧主義な生活を送っていましたが、娘の療育で思うように働けず自分自身も体調を崩し色々改善してみて考えさせられました。
自分に脳が欲張るほどのキャパはない、
いつかは衰え忘れていく事を前提にしない生活の末路は空しいと。
父も母も当然スマホなんか持たないから
情報の波に飲み込まれて「ヴぁ~!」
ってなることはないし
ひとつひとつの動作はゆっくりだし
数分前のことも忘れてるし
いつもニコニコして
「幸せさぁ~」って言うし
しょっちゅう寝てるし。
たまに一緒に散歩すると近所の見慣れた道なのに、初めて来たかのように感動して「ここはいいとこだねぇ」とか楽しそうだしw
ああ、毎日がブランニューデイなんだなあ
と、すっかりトレードする氣をなくすというねw
いい意味でw
まじめな話、母に対してこんな氣持ちになれて私自身がほんとうに癒されたし、世話させてもらって感謝するとは当初からは考えられない毎日です。
私だって記憶力も落ちて失敗が増えてますが
2人を思い出すと大抵のことは、
まあドンマイレベル
に思え、完璧主義返上できた事で心身リラックス
↓
体調回復、瞑想効果でイライラ激減毎日ニコニコ
↓
旦那も娘も なぜかおりこうになる
↓
家族円満、「ありがとうね」と笑いに満ちた生活
なんですが
…15年ほど前は旦那に包丁向けたり
首絞められたり(DV案件w)
仮面夫婦で娘と無理心中しようとしていた自殺願望のヤサグレ主婦だったとは思えない変化です。
こりわもう
悟った
と言っていいんジャマイカ?!
そんな今日この頃なので
naokiさんの記事読んで嬉しくなりました。
♪今日も朝がきて 君の笑顔を見て
100%以上の 幸せを感じる
100%以上の 幸せを感じる
365%完全に幸せ♪
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