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「マネえもん」

<パロディー・パーク>シリーズ Vol.l

かいのどうぶつえん 園長です。
1905年(明治38)、『ホトトギス』に発表された夏目漱石の処女小説は、「我輩は猫である。名前はまだ無い」で始まります。

小説の主人公、苦沙味くしゃみ先生の飼猫ではありませんが、かいのどうぶつえんには、「名前のない生き物」がたくさんいます。

遊び心を最優先させたパロディー作品たちは、著作権など、世間の約束事に配慮して、正式名称を名乗れないのです。

ちょっとかわいそうな気もしますが、本人たちは元気いっぱい!
今回は、パロディー・パークで出番を待つ「マネえもん」です。

さて。「鉄腕アトム」が月刊漫画雑誌『少年』に連載されたのは、1952(昭和27)年のこと。ちいさな子供型ロボットは10万馬力の力持ちでした。

4年後(1956)、同じ雑誌『少年』に、巨大ロボット「鉄人28号」が連載開始。小学生だった園長は、スイッチオンで目が光り、歩くブリキ製玩具の鉄人28号に魂を奪われました。

以後、スーパーロボット「エイトマン」(1963)、感情をもつロボット「ロビタ」(『火の鳥・復活編』1970)、「マジンガーZ」(1972)や「機動戦士ガンダム」(1979)など、進化したロボットが次々に登場。

漫画やアニメ・映画だけでなく、魅力的なキャラクターグッズやイベントの数々に、年齢を忘れて熱中しました。

観客:ところで、”マネえもん”は何に出演するの?
園長:かいのどうぶつえん恒例の”仮装大会”です。今年はライバルが多いので、勝ち残れるといいのですが。

てにもってるのは?
ポケットに何がはいってるの?

制作中。ドアが狭くない?
落ち着いた色にしてみました
元気な色にしてみました

☆補遺『鉄腕アトム』:手塚治虫 『少年』1952〜1968年/『鉄人28号』:横山光輝 『少年』1956〜1966年/『少年』:光文社の月刊少年漫画雑誌。1946年創刊、1968年休刊。/『エイトマン』:平井和作、桑田次郎 『少年マガジン』1963〜 1965年/『ドラえもん』:藤子・F・不二雄 小学館学年誌 1969〜1996年/『火の鳥・復活編』:手塚治虫 『COM』『マンガ少年』他 1970年/『マジンガーZ』:永井豪 『少年ジャンプ』 1972〜1973年/『機動戦士ガンダム』:TVアニメ 矢立肇、富野喜幸 1979〜 1980年

貝殻は「割らない」「塗らない」「削らない」のルールで制作!

            <貝の配役>
★頭
:ツメタガイ :スガイ/オキアサリ :キサゴ 口・髭:カガミガイ/ガンガゼ 身体:ヤクシマダカラ ・ポケット:カガミガイ/ウスハマグリ  手足:ムシロガイ/ヒメカノコ 
★ドア:バフンウニ/スガイ/ザクロガイほか ★タケトンボ:アカウニ/マテガイ 
★鈴:レモンカノコ/ガンガゼ ★地面:ヒオウギガイ/マドガイ


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