見出し画像

クリエイターにとって幸せな働き方とは?

僕は人の話を聴くのが好きだ。
それは幸せな話でも、不幸な話でも。

回りには様々な働き方をしているクリエイターがいる。
会社員、フリーランス、社長、子育て中、ブラック会社。

みんなの話を聞いていくうちに考えることがある。
「クリエイターにとって幸せな働き方ってなんだろう?」

そもそもクリエイターの定義が幅広いので、今回はウェブ制作に絞って考えてみる。

まず、会社員かフリーランスか?
みたいな話が最初に上がることが多いけど、正直雇用形態と幸せ度はそこまで因果関係がないと最近思う。

重要なことは3つだ。
「人間関係」と「仕事の質」が肌に合うか?と「金銭的問題」

まず、人間関係。
例えるなら「水」だと思う。水が合わなければずっとお腹痛いし、蕁麻疹もでる。水が合わない土地に暮らすのは苦痛でしかないだろう。
ここで重要なのは「人による」ということだ。
つまり誰かにとって嫌いな人も誰かにとっては最愛の人だったりする。
さらに組み合わせによって人間関係は複雑化する。
サークルクラッシャーが入れば人間関係が崩壊するように、一滴の毒は井戸水を飲めなくするのに十分な働きをする。
人間関係は自分で選ぶのは難しいかもしれないが、時間をかけていけば少しずつ好きな人と過ごす時間を増やし苦手な人を遠ざけることができる。

続いて「仕事の質」だ。
クライアントの顔が見えてある程度裁量が任される小〜中規模サイトの構築がしたい人にとって、一年近く拘束される大規模案件はかなりストレスになる。
また、ガチガチに仕組み化したい人にとって、ある程度柔軟で緩い仕事のやり方は肌に合わないだろう。
たまになら適応できるが、常態化すると長続きしない。
この仕事の質をコントロールできる人は幸せと言える。

そして最後が金銭的問題だ。
クリエイターは正直稼げない。
地方では年収1000万を超える人は数えるほどしかいない。
回りをみても年収300万の壁を越えられる人は少ない。
20代の内はまだ耐えられるけど、30代を越えてくると厳しいのが現状だ。
まずは30代で500万、最終的には700万くらいまで上げることができれば幸せな働き方だと思う。
これは会社員だとかなり厳しい数字なので、副業や独立、転職など上手に使い収入を上げていく必要がある。
やはり、どんなに人間関係がよくて仕事が楽しくても収入が低すぎると、それは現実逃避でしかない。いつかは消耗し切ってしまう。


以上の3つがウェブ制作のクリエイターが幸せに働くための条件だと僕は思う。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?