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雑司が谷散人の街道遊歩 0150

柳街道-01 2017.6.16

東海道の旅がまだようやく静岡県の半ば、という中、つまみ食いのように名古屋城下の柳街道へ。
名古屋城下南端と佐屋街道の烏森を結んだ柳街道の旅。
起点は堀川の納屋橋。

納屋橋

納屋橋の下を流れるのは、堀川。
納屋橋は堀川七橋のひとつに数えられる。
名古屋城に近い方から、五条橋、中橋、伝馬橋、納屋橋、日置橋、古渡橋、尾頭橋の七橋。

堀川

柳街道旧道と名駅通りの交差する箇所に、明治橋の碑が保存されている。
明治橋は柳街道が東海道線、中央線、関西線を跨いだ跨線橋で、明治34年架橋。
昭和12年に線路が高架になると同時に橋は撤去され、道は線路下をくぐる薄暗いトンネル状になった。

明治橋の碑

明治橋時代は大変な人通りで賑わったようだが、今はJR各線と新幹線をくぐる寂しい裏通りとなり、歩く人影もまばらな柳街道旧道。

明治橋跡地

柳街道旧道と笈瀬通りとの角に、こじんまりとした須佐之男社。
今でこそ小さいが、江戸期には旧牧野村五社のひとつ。
笈瀬通りはかつての笈瀬川。
カッパの伝説があるようで、カッパのモニュメントもある。

須佐之男社

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