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雑司が谷散人の街道遊歩 0145

清戸道 1日目-02 2017.6.11

目白坂上左手は、目白不動で知られた新長谷寺跡地。
清戸道で鷹狩りに向かう三代将軍家光がこの寺に立ち寄り、本尊の不動明王像を目黒不動に対して目白不動と呼ぶよう命じたとか。
新長谷寺は戦災で廃寺。
跡地付近には、都内屈指のヴィンテージマンションという目白台ハウスが建つ。

新長谷寺跡地

清戸道旧道左手に、小さな幸神社。
清戸道を往来した農民らの守り神。

幸神社

清戸道旧道は椿山荘前で目白通りに合流。
この先、目白通り右手には東京カテドラル聖マリア大聖堂、左手には椿山荘、講談社野間記念館、永青文庫、肥後細川庭園など、尾根筋の目白通りから神田川に至る傾斜地に、散策の見どころが多く現れる。

目白通り

目白通り左手に、学生寮の和敬塾。
一帯は江戸期の肥後細川藩邸で、清戸道に面した門前に鶴亀松と呼ばれた二株の老松があったことから、後に老松町の町名となった。

旧高田老松町

目白台地の尾根筋を進む目白通り。
神田川沿いの低地を見渡せる場所がなかなか無いが、日本女子大付属豊明小学校の先にある公園から、早稲田方面の低地が一望できる。

目白通りから早稲田方面を望む

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