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雑司が谷散人の街道遊歩 0580

津久井往還 3日目-05 2018.11.21

津久井往還旧道は国道412号に合流し、寸沢嵐の集落へ。
「すわらし」と読むが、バス停のふりがなは「すあらし」。

寸沢嵐

国道412号は阿津川橋で阿津川を渡るが、橋の手前を左に入るのが旧道で、その先に旧阿津川橋。
橋を渡ると、阿津の集落に入る。

旧阿津川橋

国道412号が山口の集落に入る手前に、正覚寺。
俳句寺と呼ばれ、境内の至る所に句碑が立つ。
大正7年に柳田國男が研究の為に滞在した寺として知られる。

正覚寺

相模湖リゾートプレジャーフォレスト入口前交差点に、八幡神社。
津久井往還旧道はここで国道412号から離れ、この社のある丘を巻くように、左手に分かれていく。

八幡神社

八幡神社前の交差点に鎌倉街道の碑。
ここから旧道を少し入った場所が、鼠坂関の跡地。
ここは古くから甲州と小田原、鎌倉方面を結んだ要衝の地で、関所が設けられた場所。

鎌倉街道の碑

鼠坂関跡から津久井往還旧道を進むと、甲州路と刻まれた碑がある。
ここから碑の脇を入る小さな道が、津久井往還旧道。
甲州街道吉野宿へと通じた道。

甲州路の碑

鼠坂から先の津久井往還旧道は、相模湖に水没して消滅しているが、湖畔までの道は今も残る。

湖畔への旧道

水没地点への道を下り切ると、今は相模湖駅への観光渡船乗り場。
道はここで途切れ、この先の甲州街道吉野宿までの区間は、昭和22年の相模湖(相模ダム)完成により湖底に沈んだ。

観光渡船乗り場

登戸から延べ3日で歩いた津久井往還の旅は、ここで終了。
この後、相模湖リゾートプレジャーフォレスト入口前交差点まで戻り、バスでJR相模湖駅へ。

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