毘沙門天（びしゃもんてん）は、仏教における天部の仏神で、四天王の一人で、持国天、増長天、広目天と共に四天王の一尊に数えられ、武神とも呼ばれるのである。

須弥山（しゅみせん）の中腹北部に住むとされ、夜叉（やしゃ）と羅刹（らせつ）を率いて、常に仏法の道場を守り、日夜、法を聞くので多聞天とも呼ばれる。

須弥山は、仏教やヒンドゥー教で世界の中心にあると考えられる想像上の山である。

元々は古代インド・ヒンドゥー教の神様で、「クベーラ」と呼ばれていたが、金運と福徳の神様として信仰されており、日本でも財福の神様としても信仰される。

毘沙門天は、戦いや勝利の神様として、鎧を身につけた武将の姿で表現されるようになり、七福神の中で唯一武将の姿をしているのが特徴である。

毘沙門天のご利益は、金運や開運、商売繁盛、無病息災である。

まあ、なんだかんだ言っても、金運は勝ち運である。

負ければ金運は逃げて行くのである。

勇猛果敢に金運の奪い合いに勝たねば、下級国民として生まれたあたしらは一生貧乏のずんどこをはいずり回るのである。

その「勝ち抜く」ための真言・マントラが毘沙門天真言である。

さて、勝負事の神様毘沙門天真言の効果はいかなるものか？どの部位が反応して何がどうなるのか？ということを、いつものごとく天才象師匠画伯の流麗な筆致による見事な図解入りで解説するのである。