気功入門2「丹田とは何か?」運命革新編:象気功
丹田とは何か?1
気功といえば丹田(たんでん)である。
気功は丹田なしには入りにくいし、もっとも重要な要素のひとつである。
「丹田に意識を置く」ということが理解できれば、身体の組成が変わり、精神状態が変わり、行動が変わり、運命が変わるのである。
とにもかくにも、その丹がなんであるかということである。
丹については、いろいろな説があるが、まあ、不老不死の薬と思えばいいのである。
不老不死の薬なんてあるわけないのであるが、まあ、つまりは、若さを保つ薬ということである。
言い方を返ると、健康の素のアンチエイジングの薬ということである。
そこに「元気の素」があると思えばいいのである。
丹の田んぼであるから、耕せばどんどん丹が育って元気になるわけである。
では、いったいこの丹田というものはいったいどこにあるのか?
いよいよ本題である。
前振りが長いのでイラついてる人もおられると思いますが、おまたせいたしました。
実は丹田は体全体である。
丹田はもっとも大きな氣の集積所であるが、身体全体が氣の集積所でもあるわけである。
象気功的に言えばそうなんであるが、それでは初心者には何がなんだかわからないので、一般的に氣の世界で言われる丹田を説明するのである。
気功マニアいわく「丹田には、上丹田、中丹田、下丹田」がある。
マニアによっては、その他に「本丹田、裏丹田」なんてものまで作って楽しんでいるのである。
また、中国と日本でも丹田の位置がちがって、もう、いわば丹田だらけである。
つまり、人によって、また流派によって丹田の位置も定義も違っているのである。
まあ、話を先に進めて、そんなに丹田があってもたいした役には立たないであろうから、ここではいわゆる「臍下丹田(せいかたんでん)」についての解説である。
その臍下丹田の位置についても、丹を作るには経絡の「関元」を丹田としなければならんとか、氣を養生するには「気海」であるとか、いろいろ諸説あるのであるが、まあ、とにかく、象気功でいう丹田は、いわゆるへその下の周囲全体である。
その臍下も微細に何センチ何ミリというような小さい点で考えずに、氣海とその下の関元も含めて、臍下から鼠径部辺りまでのその周囲全体を丸く丹田と考えればよろしいのである。
要するに、まあ、ざっくりと「へその下全体」だと覚えればよろしいのである。
これは、日本の武道でいう「肚(はら)」と考えると分かりやすいのである。
ということは、へその下のその辺りはどうみても「小腸」がある場所である。
聡明な読者は「なーるほど!」と気がついたとは思うが、その先は「丹田とは何か2」に続くのである。
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