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自民党内の国交大臣経験者不在…重鎮たちも堪忍袋の緒が切れたのでは?

このnoteに政治家の発言に関して書くのは相当煮詰まった事案になることが多いが…

自民党の麻生副総裁が公明党の幹部を『がん』呼ばわりする場面があった。この場合の麻生氏の発言の発端は安全保障をめぐる文書だが、裏を返すようなことを勘ぐると、自民党の重鎮(派閥の領袖にもいるかもしれない)には、麻生氏の発言に理解を示す根拠にもなる安保文書の問題とは別のマグマがたまっているように感じる。

というのは、
『自民党内に国土交通大臣経験者が不在に』
という事態である。
長年の公明党との連立政権が続くあまり公明党の指定席に据え付けてしまったゆえに、党内の『国交族』と呼ばれる議員たちが内閣改造の度に入閣適齢期を逃すような事態が繰り返されているようである。

派閥の領袖には、国土交通行政のトップを担う人材を送り込みたい願望があり、それゆえに公明党が牛耳るような向きにいい顔をしない人たちが大半でないかと思われる。そんな面々なら、発言の対象は違えどもこの麻生氏の不満に理解を示す人たちは多いのではないかと思う。

関連するヤフコメもいくつか見たが、もう自民・公明での連立政権自体が制度疲労しているというのが大勢のようであり、そろそろ自民党も国交大臣経験者を積み上げる必要が生じていると思う。もし公明党との連立を続けたいなら、国交相の代わりとして務まる措置としてこんな閣僚ポストを担わせるべきではないのかと思う。

●復興大臣
●デジタル大臣
●こども・少子化担当大臣
●経済再生担当大臣
●感染症危機管理担当大臣(旧・新型コロナ対策担当相。ワクチン施策も含む)

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