警察ダイヤルの『#9110』から考える~『超能力犯罪に対する危機管理』は不可能なのか?

特殊詐欺などの犯罪が多発すると利用が呼び掛けられるのが警察相談ダイヤルこと『#9110』。私もとあるしつこい電話(光回線)の勧誘に耐えかねて着信番号を調べてみたら『鬼営業に名を借りた詐欺電話』だったため情報提供を兼ねてお世話になったことがある。

実は最近、特殊詐欺犯罪が活発化していることもあり考えたことがある。
『警察相談ダイヤルが外部の念力・超能力でシステムそのものが機能しなくなっらたらどうするのか?』
ということ。
実は、色々調べてみると、日本の刑法には超能力や念力などの『不能犯による犯罪』の記述がない。手口が進んだらその時にと思う方がいるかもしれないが、どうも、『超能力によって犯罪が起こるのは不可能』との不文律でも暗黙としてあるようである。「念力・超能力」が原因でテロとか起きたら司法捜査としてはお手上げになるようである。ネットであれこれ調べても殺人罪ですら起訴自体が物理的に不可能との見解まである。

私はこの通説には苦言を呈したい。
人間の能力の進化で明日にでも超能力による殺人・傷害・テロ・最後は戦争…いろんな犯罪、というより危機管理上のクライシスが起きてもおかしくないと思っている。そうなった場合にどうするのか司法が何も考えてこなかった経緯これまでがあり、犯罪対策に『超能力の可能性』を排除してこなかったツケが今世紀中にも回ってくると思う。

これは、原子力発電に反対する人たちの思考を借りればわかると思う。
そういう人たちは、
『あり得ない超天文学的な確率にも備えた危機』
(例えるならマグニチュード12.0規模の地球が真っ二つになるような大地震、太平洋への超巨大隕石の衝突、50億年は先とされる地球爆発といった人類滅亡が確実なレベルの地殻変動)
にも耐えられるようになってから推進せよという言い分を持っていると思う。
これが日本の刑事事件における『超能力犯罪の可能性』の確率だと思っているようにも感じる。

超能力犯罪対策に関しては今から立ててもおかしくはなく、この世の危機管理としては遅すぎると思っている。1億分の1以下の確率をもってしてもあり得ない事象に対しても備えるのが本当の危機管理なのではないか?

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