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BjorkのCornucopia tour in有明ガーデンシアターの感想

皆さんはBjorkという女性アーティストをご存知でしょうか?私は中学生時代、Radiohead経由でBjorkを知ってしまい好きな音楽性が歪みきってしまいました。

今回そんな憧れのBjorkのライブを初めて観たので感想をまとめました。

一言でいうと「人生の想い出に残る素晴らしい1曲を聴いた感覚」

すべての曲が一つのCornucopiaというものになっているような感じでした。

なぜかというと、曲と曲の間にギャップがなくシームレスに曲や演出がつながっていくからです。曲のアレンジも凄まじく、昔からの曲もCornucopia仕様になっていくのです。

さらに演奏陣もすごかったです。振り付けの通りに動いて演奏していて、一つのショーをみている感覚。光と音、振り付けやセット、映像が1曲1曲コンセプトごとに形を変えていきます。

Bjorkの衣装も幻想的で、声は言うまでもなくCDよりもすごい。CDよりもすごい!と思うアーティストって実は少ないと感じます。しかし、Bjorkは歌い方もアレンジが凄まじく、どうやってリズムとってるの?という感じ。

チケットが高い!はずなのに安いと感じる芸術作品

Cornucopiaの東京公演のチケットはS席で21,000円、SS席は25,000円でした。有明ガーデンシアターは所見だったんですが、SS席だとアリーナ席になるので25000円でもコスパいいと思いました。

本当に本公演中はずーっとBjorkの物語の中にいる感じで、現実をこんなに忘れられるなんて…まさにサウナ後の整う感覚、ヨガのシャバーサナの感覚。これは一生忘れられない想い出になりました。

これを超える「アーティスト」はいない

Bjorkのライブを観てしまうと、歌ってるだけのアーティストと呼ばれる人とは一線を画することが現実になってしまいます。

ここまですごいライブっていうものもないし、すべてがアート。これを超える芸術作品を作れるアーティストはいるんでしょうか。

私がまだしらないだけだとは思いますが、ここまで最後まで圧巻だったライブって本当にないです。

これを観たら今後の人生で色々なライブを観るときに「アーティスト」とは違うなってハードルが上がってしまうような気もしました。

特に印象深く感じた曲を記憶で書き残したい

記憶ってどんどん消えていってしまうので、今回のCornucopiaで本当い素晴らしいと思った曲を3つに絞って書き残しておきたいです。

Arisen My Senses

この曲はCDでも聞いていましたが、ここまで映像と音楽と声と照明がぴったりとくる曲はないんじゃないでしょうか。

リズム音とともにストロボライトがピカピカするのがその光そのものが楽器のような感じで、難しい曲なのにどんどん体が乗ってくるのを感じました。気づいたらこの曲の中に吸い込まれている感じでした。

Blissing Me

この曲はCDで聞いてるときは正直そんなに好きな曲ではなくて、お気に入りの曲でもなかったです。このライブの中で最も好きになったのはBlissing Meです。楽器の音がすごい綺麗でメロディも流れるような感じ。ずっと聞いてると体ごと、綺麗な世界に流れ着きそうな感覚になります。ふわっと、さらさら流れてしまいそう。

Pagan Poetry

言わずもがな名曲。歌い出しが「I love him」からだったのでかなりびっくりしました。この部分からのアレンジ?!生で聞けると思っていなかった分、聴いたときに今聴けてることに幸せを感じました。アレンジがすごいのにCDで聞くよりも進化してて音源化してほしいと強く願っています。

好きなアーティストのライブは絶対行っとくべき

好きなアーティストがライブをしているときは絶対に行ったほうがいい。そう改めて思えるライブでした。もうこのライブツアーが行われることはないし、この瞬間は1度きりなんです。

もう誰も再現できないし、すべての人が集まることもない。

ライブは一度きりなのでもしみなさんも好きなアーティストのライブがあるなら身体が健康なうちに絶対観ましょう。

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