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歌曲賞だけノミネートされた『フレーミングホット!チートス物語』が普通に面白かった!

 今回(第96回)でどうかと思うノミネート一位は、ダントツで『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』で作曲賞にノミネートされたジョン・ウィリアムズ。

 スピルバーグとタッグを続ける彼のオスカーノミネート数はなんと54回で、受賞回数は5回。そして2年連続ノミネート。

 日本人としては素晴らしかった『君たちはどう生きるか』の久石譲さんにノミネートして欲しかった(GG賞にノミネート)し、しかもアカデミー賞以外の映画賞には受賞はもちろん、ノミネートすらなかったのです。

 悪い意味でのサプライズ。日アカの吉永小百合かよっ。

 一方、逆の意味で酷いのが今回紹介する『フレーミングホット!チートス物語』で歌曲賞にノミネートされたダイアン・ウォーレン。

 なんせ15回もノミネートされてるのに1度も受賞していないから。
 もはや嫌がらせでしょ。

 歌曲賞も今年は『バービー』のデュア・リパや『ラスティン:ワシントンの「あの日」を作った男』のレニー・クラヴィッツがノミネートされなかったりして、結構意味不明なノミネートが少なくないので、このあたりは改善して欲しいですね…。

監督したのはあのエヴァ・ロンゴリア

 この作品、何がビックリって監督がエヴァ・ロンゴリアということ。

 エヴァ・ロンゴリアといえば「デス妻」ですよ。
 ファースト・シーズンめっちゃ面白かった〜。

 それ以外はプライベートが話題になるくらいで、どちらかと言うとパリス・ヒルトン寄りのセレブリティという印象でした。
 (すまん…でもインスタ見ればその気持ちがわかってもらえるはず…)

 そんな彼女が監督をやると聞いたときには、「またまたご冗談を〜」と思っていたのですが、いざ完成した映画の評判が悪くなかったのです。

 まぁでも「悪くない」くらいでは毎年公開される映画が膨大すぎて観るのは難しいです。
 なので当然のようにスルーしていたのですが、歌曲賞で常連のダイアン・ウォーレンとはいえ、アカデミー賞にノミネートされちゃったもんだからビックリ!!!

 映画賞の最高峰アカデミー賞ですから、どの部門も一定の評価を受けないとノミネートされません。
 つまり、アカデミー賞候補になったということは一定の基準に達してる(面白いかどうかは個人によるのでなんとも言えません)ということです。

映画に求めてるのはコレよ〜!

 とはいえ正直それほど期待せずに観始めたのですが、途中からではなくて最初から最後までずっと面白く観られる最高のフィールグッドムービー!

 しかも上映時間は98分!
 しつこいけど最近の映画長すぎるのよ!

 自己顕示欲強そうなエヴァ・ロンゴリアなのに、本人が出演することもなく、お色気シーンもなし。
 真面目に正直に制作された映画という感じで、ある意味面白みがないとも言えるかもしれませんが、自分は好きな映画です。こういうのでいいのよ!

 へんてこりんな設定、個性的な俳優、難解過ぎるストーリー。そういうのもいいんだけど、映画くらいシンプルに楽しみたいじゃない。

 Disney+ってディズニー映画(≒アニメーション)ばかりだと思っちゃうのですが、先日紹介した『ラスト・リペア・ショップ』しかり、Huluと統合したら最強なのでは!?という感じです。

 特にややこしすぎる映画に疲れた方にオススメです。

本日の一曲

 ダイアン・ウォーレンの楽曲で日本人にいちばん有名なのはエアロスミスのこの曲ですかね。
 一日に1回はどこかで流れてる気がする。

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