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俺のバイク:ロベルタ編(3)

 俺には何が何だかよく、分からなくなってきた。
 人以外の何かと必死で会話しているのではないかという、そんな気がしてきた。人以外の何かがバイク屋さんなど経営していていいのだろうか。そういうのを取り締まる法律とかなくて大丈夫だろうか。
 俺は生きていてこんなことに関わり合いを持つとは思わなかった。
 まあこの話は全て、そうなのだが。
 それでも相手が人ではないという可能性は考慮していなかった。
 人未満というか。
 簡単な言葉で言うとバカなのですが、程度ってもんがあるだろう。規格外のバカだとは本当に思っていなかった。どうしてバイク屋さんなど経営していられるのだろう。バカでも出来るのかな、バイク屋さんって。

結構、お得
地域サービスはお得が多い
みんなも調べてみよう!
弁護士特約だって保険屋さんがやってくれたし
俺、特になんもしてないし
弁護士事務所に行くとか何なの
そんなイベントそうそうないよ

来たようだな
ふざけんな
またそれ?
俺だけじゃなくてみんなにそれ?
まさか、ねえ

 薄々感じていたことだが「俺が舐められていた」というのではなく、世の中全部を舐めていたということがくっきりと分かったのであった。

放っておいたら何もコンタクト出来なかった
法を利用して追い込む悪党
そんな頭のいいものではなかったのだが
ケープフィアー面白いから見てください
そして放置
そして忘れる
そして何もしない
俺が弁護士ならこうなってる

どういう相手か分かって貰えたであろう
相手は人ではない何かだ
分かりやすく言うと規格外のバカだが


そういう概念が多分ない

 「全部が全部あいつのウソ」とは今でも思っていない。色んなトラブルなどがあって先延ばしになりますとかそういうことは実際にある。乗り物なのでちゃんとして欲しいし、譲るところは譲る。だがそれが一年近く続いてしまったため、あの男の元からあったバグが取り返しの付かないことになったのであろう。
 まあそんなこと忖度する義理はないのだが。
 「同じバイク好きですからね」という気持ちにも限度はある。

実際の話、あいつ全く損してない
損しているのはバイク返してもらってない俺
「あっ怒られる」って感じの呼吸

 バイクとか車とか保管場所が必要だし契約も必要だし明日からどうぞって話にもならないので、出来ます出来ましたなんて簡単に言われるくらいなら出来てませんって言われた方がいい。俺も余計な準備しなくて済む。タダじゃねえんだぞ。

俺の悪い癖
自分では悪いと余り思ってないが
(なお悪い)
なんで出来たって言った
なんで出来たって言った
なんでなくす
なんで栃木に送る

 一つもいいところがないな。「言い訳が面白い」くらいしかいいところがない。二年間ずっとこんなことを繰り返していたと思うと凄いな。向こうは一週間前のことくらいしか覚えてないと思うが。


このnoteが本当に役に立つ
マジでちょっと心配になってくる
バイク・車個人ショップあるある
一応そう断っておく
多重債務者の話ね
バイク屋さんではなくてね
多重債務者の話ね
金返せ

来たようだな
「今度は」?
んなわけないだろ
郵便局に苦情を言え
言い張れないようになっているのだが
郵便局に言え
結局届いているからね
一週間ムダにしただけ
さっさと受け取らないと死にますよそういうの
「話し合い」が成り立たない
相手は人ではないので言葉が通じない
そして多分、そんなことはしていない
マフラーの画像がついに見られるかなと思った
バカを取り締まるのは大変

ソワソワしてくる
まさかとは思うが、まさか
もうゴールデンウィークだよ(4/27)
ロベルタにも分かっていただけただろうか
なのでなんとかしたかった、四月中に

 余談だが、ロベルタは当初「四月中には終わりますね」と言っていたが、俺はそんな事はあり得ないのではという一抹の不安があった。その通りになった。俺は法に詳しくないがあのおっさんの動きには詳しい。

連れ帰っても殺してくれと言いそう
あと一か月ほどしか余裕がない
単に時間が過ぎるだけ
無視して解決することではない
「頭にきたから詰める」と
「依頼されたから詰める」はモチベーションが異なる
俺は飽きてほっとくかも知れない
だがフローレンシアの猟犬は違う

ほんとくだらない
世の中にはもっと大変な事件がある
これが唯一の前向きなコメントとなる
弁護士の看板代
やくざの名刺みたいな
どういうとこでバランス取れてんだろう
最初から取る気がないんだろうか
ないと思うけど
どうも本当にこうなっていたらしい

 ひろゆきが有名なだけで「ああいう金は払わなくて無視していていい」という謎の文化はある。謎の文化というとか「金がないのにどこから持っていく気だよ」ぐらいの開き直りというか。裁判とか弁護士とかがあまり身近にないというのもイメージに拍車をかけている。あと実際、最近まで金がないと言われればどうしようもないとかなってた。ひろゆき無双すぎて法改正された。


来たようだな
遠くから地鳴りが聞こえてきた
男一代任侠立ちという感じもあるな
裁判
「裁判所で話し合い」ではなく
「裁判」
○号法廷とかそういうの

 正直、その手前までもいかなかったと思うが、なんとなく最初の一週間で俺はこうなる予感がした。めんどくさいし金もかかるし時間もかかるのだが、法廷に引き出すより他なくなったのは向こうのせい。

そこまでやったら多分潰れる
容疑者ではないらしい
厳密には「被告人」じゃなくて「被告」
「人」がつくつかない
裁判って言葉が難しいね
残り一ヶ月半くらい
……これは……あれですな……
ハハハ……

 俺が言いたいのは、ここまでやろうと先延ばしにしようと大して結果なんか変わらないだろって話ですよ。反論あるんならちゃんとやれ。時間がないんなら弁護士に任せろ。話を進めろ。進める努力をしろ。何故、放置する。放置しても何も変わらないし、なくなったりもしないの!
 大体、何がどうなるにしろ、バイク邪魔だろ、それだけでもさっさと返して話を先延ばしにするっていうんなら分かるよ俺も。何かの係争材料にしようとかそういう訳でもなさそうだし。
 なにせ連絡がないから何も進行してない。
 ロベルタもキレかけている。
 「調停」だと感覚としては、「話し合いの場所が裁判所、立ち合ってくれるのが裁判官」みたいなもんっぽいのだが、「告訴」となると法廷が展開される。例の半円形のしきりみたいなのがあるところに立つことに。
 俺も立たせたくはなかったが。
 ここまで話が進まないのでは仕方ない。
 
 こうして遂に来るところまで来てしまった。
 果たして全ての不義に鉄槌は降るのか。鉄槌すら通じないほどのフニャフニャぶりを発揮するかも分からない。
 
 ではロベルタ編(4)に続く


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