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992杯目:バウアー投手を見て改めて思う…肩書きについて

先日の広島戦では延長10回まで投げて無失点のピッチング。
昨夜の中日戦は7回を投げて無失点で勝ち投手。

しかし1軍での登板2戦目、3戦目打ち込まれた時は色々言われてましたね。
『サイ・ヤング賞投手が…』みたいな言われ方で。

しかしその後は修正して、大炎上はその2試合くらいで、今では勝ち投手にならなくても安定感のある投球を続けています。
しかし、そこで出るフレーズも『さすが、サイ・ヤング賞投手!』

どうしてもマスコミは肩書きをつけたがる。
確かにその方が見出しにしてもインパクトは強いですからね。

しかしサイ・ヤング賞投手だから今の安定感のある投球につながっているのかといえば全くそんなことはない。

現在のバウアー投手の安定した投球は、サイ・ヤング賞投手だからではなくバウアー投手だからです。
少し考えれば当然の話なのですが、マスコミに煽られると本質が見えなくなってしまう。

バウアー投手は日本に来てからもYouTuberとして週1回の投稿を続けています。
その内容は、打たれていた頃は自虐しつつもがきながら、科学的なデータを織り交ぜて原因を突き止めて修正。
そしてうまく行かなければまた修正…この繰り返しでの現在の姿です。

いちファンでしかない自分がこうして偉そうに言えるのも、バウアー投手が良い時も悪い時も全て動画に曝け出しているから。
日本人的思考だと努力しているところとか弱い部分を曝け出すなんて…f^_^;)

確かにバウアー投手のサイ・ヤング賞投手が日本のプロ野球へ!というのはインパクト大ではありますが、過去にもバリバリのメジャーリーガー来日とか、メジャーでの実績を引っさげて…という触れ込みの外国人選手は多数いました。
しかし成功した外国人選手もいればダメ外国人選手もいる。

逆にメジャー経験のない外国人選手が日本のプロ野球でブレイクした選手もいる。

結局、肩書きは関係なく、どれだけ日本のプロ野球にアジャストできるかの競争なのでしょうね。

昔のように日本のプロ野球は格下と馬鹿にして、アメリカでのスタイルを全く変えることをしなければダメ外国人選手f^_^;

昔、ヤクルトスワローズの助っ人外国人選手としてやってきたボブ・ホーナー選手が

地球の裏側にはもう一つの野球があった。


という名言を残しましたが、まさにそのような受け止め方をしていないと、どれだけメジャーリーグで実績を残そうが、日本のプロ野球では好成績は残せない。

バウアー投手の動画を観ていると、いつもそのホーナー選手の言葉を思い出します。
ホーナー選手も日本に来るまでアトランタ・ブレーブスでクリーンナップを打つような選手でしたが、来日してからも打った後の1塁への全力疾走は今でも忘れられません。

もちろん実績があるので実力は折り紙付きですが、そこに修正能力というのが必要になってくるんですね。
もっと言えば、プライドや世間体を投げうってでも、日本で成功するんだという人間力。
そこには肩書きは邪魔でしかない。

バウアー投手を見ていると、ふとそのように思います。

プロ野球選手を応援すると言っても、バウアー投手に関しては、今までにない感情で応援しているファンは多いのではないでしょうかね?

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貴重なお時間の中、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。 駄文ながら一生懸命書かせていただいていますので、またいらしてください。