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【2023年 秋アニメ】最後まで視聴した作品の感想まとめ

どうも、ズッカズです。

秋アニメが終わってきたので、視聴した作品の感想を書きます。


Helck

前期からの2クール作品。

人間の勇者ヘルクが新魔王を決める大会に参加。
笑顔で「人間を滅ぼそう」と言うヘルクの本心だったり真実に旅を通して向き合う話。

正直そんなに期待していなかったんですが、トータルで見たらだいぶ楽しめた作品でした。
すでに完結済みの作品のためか、1話1話で内容がしっかり進む上にちゃんと面白いので、最後まで飽きずに見れましたね。

ヘルクとアンの2人旅を通し、アンがヘルクを真に理解して最後に「人間を救おう」という言葉を投げかける描写は、1話から最終話まで見てきたからこそグッとくるものがありました。

個人的には満足だったんですが、最終話の終わりが「俺たちの戦いはこれからだ!」エンドだっため、そこだけが若干残念。

めちゃくちゃいい流れだったのになんでこんな打ち切りみたいな終わり方にしてしまったんだ。

どうやら原作漫画12巻中、7巻まで消費したみたいなので、2期があれば最後まで行けそうな気がします。
人間、魔族、ヘルクがどのような最後を迎えるのかかなり気になるので、ぜひとも2期をやってもらいたいですね。

暴食のベルセルク

テンプレなろう作品。

スキルの優劣が絶対の世界で、「暴食」という雑魚スキルのせいで終わった生活をしていた主人公が、盗賊を倒したことでスキルの本来の力を理解し、バッタバッタと敵をブッ倒す話。

正直そこまで悪くない作品ではありましたが、続きはべつにいいかな、という感想です。

俺TUEEE感はありましたが、スキルを理解してから結構頑張ってる感じの描写もありましたし、そこまで不快じゃなかったのも大きい。

また、テンプレみたくハーレム物にならず、正ヒロインがちゃんと正ヒロインを全うしているのも高評価ですね。
最後に主人公のスキルが暴走しかけるも、ヒロインの言葉で何とかなるってのも良かったです。

ただ、全体的にどっかで見たことあるキャラとストーリー、戦闘も大味って感じだったので、超良かったって感想にはならないですね。

特にストーリーは最終話にかけてテンプレ感が増していた気がするので、序盤あたりのテンションだったらもうちょっと良かったかもしれないです。

陰の実力者になりたくて

今期のおもろー作品。
第2期なので内容は割愛。

僕はこの作品の漫画版を読んでいるんですが、いい方向にアニメ独自の味付けがされており、最後までかなり楽しく見れました。

1期のときにも書いたかもしれませんが、ギャグとシリアスの塩梅が非常に良く、シリアス全振りじゃないことでテンプレ作品にはなってないと思っています。

シド・カゲノーの緩い感じだけではなく、シャドウになっても気に入ったセリフを何度も使い回したりと、シリアス全振りだったらバカにされそうな描写を逆手に取っているの魅力の1つですね。
そしてそれをシャドウが貫き続けているため、非常に安定感のある作品になっている気がします。

そんな「かげじつ」ですが、なんと続編が劇場版として公開予定ということで、今から非常に楽しみです。

劇場版でも「アイ アム アトミック(囁き」をして欲しい。

ゴブリンスレイヤー II

2期なので内容は割愛。

2期から製作会社がWHITE FOXからライデンフィルムに変わりました。
その影響で、正直なところ1期よりも作品としての質がだいぶ低下していたと思います。

1期のようなダークな雰囲気がなくなり、なろうっぽい感じになってしまったり、単純に作画の質や演出も前の方が良かったですね。
キャラデザが特に顕著で、登場人物の目がキラキラしているのが結構気になりました。

また、ゴブリンとの戦闘も単調というか、1期の方が見応えがあり、ハラハラするような戦闘が多かった気がします。

個人的にあらゆる面で劣化しており、かなりガッカリしてしまいました。

極めつけは配信がABEMA独占配信ってところで、わざわざABEMAに課金しないと視聴できなかった点です(アニメは配信でしか見ないから独占がキツイ)。
ゴブリンスレイヤーは1期はもちろん、劇場版も視聴済みだったため楽しみにしていたんですが、ABEMAに課金したのにこれかよって感じが否めないですね。

内容についても淡々とゴブリンをブッ倒している感しかなく、ゴブリンにヘイトを向かせるような描写が少なかった気がします。
調子に乗ってたメガネとゴブスレ一行が女の人を救いに行く話でも、その女の人がどのようにゴブリンにボコられたのかが見たかったですね。

あと途中で挟まれた後輩修行回みたいなやつ、いる?

かなり好きな作品だっただけに非常に期待外れな2期でした。
製作会社がWHITE FOXに戻ってくれないと視聴が厳しいレベルです。

はめつのおうこく

魔女狩りが始まった世界で、師匠でもある最愛の魔女を奪われた主人公アドニスが人類への復讐を誓ってなんやかんやするアニメ。

魔女に育てられた主人公の「人類ぶっころそー」がメインになるかと思い、スカッとする復讐劇を期待していたんですが、悪い意味で予想を裏切られて結構萎えました

まず、相方となる魔女ドロカが一生ワンピースのコビーと化していて、主人公の思想と真逆になっているんですよね。

これのせいで復讐劇が全て中途半端になっており、スカッとしそうなところでドロカが止めに入る描写とか「いや邪魔すんなよ」と視聴者視点でも思っちゃいました。
目の前で最愛の人をコロされちゃったんだから、もっと復讐劇に振り切って欲しかったです。

また、主人公がイキってる割にめちゃくちゃ弱いのも個人的な不満ポイント。

作中ではアドニスしか使えないと思われる「記述式召喚魔法」とかいう魔法があるんですが、それが想像以上に弱い。
書いている間にボコられたり、そもそも召還しても敵に対応されたりとまるで歯が立っていません。

俺TUEEEにしろってわけじゃないんですが、復讐したい気持ちと自分の力がめちゃくちゃ乖離しているのが気になりましたね。
第1話くらいは多少スカっとしましたが、民間人相手に巨人召還して歩いてるだけだったし、なんか…微妙っすね。

相方となるドロカが冒頭で死ぬのは結構衝撃でしたが、結局生き返ったり、それ以降もボコられたり目玉潰されたりと、ヒロインがボロボロになるのも慣れてしまいました

最終話でようやくドロカが復讐を肯定しましたが、視聴者視点では「いやおせぇよ」って感じです。

ウマ娘 3期

1期、2期、RTTTはもちろん、ゲームもサービス開始からやっているので最後まで見ましたが、正直3期が一番微妙だったと思います。

良かったところと言えば、サトノダイヤモンドが有馬記念を勝った時の涙だったり、サトノクラウンが1着とってはしゃいでいるところですかね。
「サトノのジンクス」って要素のおかげで挫折→勝利の構成になっており、ここら辺は盛り上がることができました。

あと最終話のライブ映像は相変わらず気合入ってて良かったです。

それ以外は総じて微妙。

なんか無駄な描写が多いくせにレースシーンがダイジェストってのが多かったんですよね。

特に「え?」と思ったのはサトノダイヤモンドの凱旋門賞
あんだけ途中からワードを出して、キタサンも海外行くか行かないか、みたいな話があったのに、結果は新聞に結果が載っているだけっていう。

主人公はキタサンではありますが、じゃあ今までの凱旋門賞を絡めた会話は何だったんだとなりました。

キタサンの勝利レースもダイジェストになってることで主人公の成長をあまり感じられず、気付いたら「ピークを過ぎた」とか言われて「え?」と感じた記憶があります。

また、3期はトレーナーがめちゃくちゃ空気だったのも気に入らないですね。

1期2期では主人公であるスペちゃん、テイオーが悩んでいたり、壁にブチ当たったら手を差し伸べて一緒に悩んだのがトレーナーだったんですが、3期ではマジで何にもしていない。

そもそもキタサンが相談する相手がトレーナーじゃなくてなぜかナイスネイチャってのが問題で、これのせいでトレーナーの仕事奪われてるんですよね。

かわいい

それに付随してキタサンがチームスピカに所属した意味もあんまりなくなってますし、チームやトレーナーといった要素が薄くなっていたのは萎えました。

他に細かいところを言えば、キタサンが練習するシーンで事あるごとに「うおおおおおおおおおお」って叫ぶのはさすがに「うるせぇ」と思いました。内容に直接は関係ないですけど、叫ぶのレースくらいにしてくれって感じです。

シュヴァルグランのレースもそうですがダイヤ、クラウンと、キタサンよりも他のウマの活躍の方が面白かったまでありましたね、個人的に。

そういえば、何回かはウマ娘に実装されていないウマの名前が出て盛り上がっていましたが、サプライズ的な要素であってアニメの評価には繋がらないですよね。

ちょっと個人的には残念な作品でした。

最果てのパラディン 鉄錆の山の王

二期なので内容は割愛。

あんまり話題になっている印象がなかったんですが、内容はかなりおもしろいです。
純粋なファンタジー作品として最後まで楽しめたので、個人的にもおすすめな作品ですね。

最近のなろう系のような派手さはないんですが、着実に物語が進み、主人公や周りがしっかりと成長していくアニメって感じ。
THE冒険譚が好きな人にはかなり刺さる内容だったと思います。

しっかりとした冒険譚・英雄譚過ぎて、まるで伝記をアニメで履修しているような感覚になります。
地味ではあるので評価が分かれそうな部分ではありますが、個人的には大満足な作品でした。

序盤の話が若干面白くなかったのが残念ではありますが、ドワーフ編に入ってからはかなり良かったですし、ヴァラキアカとの戦闘も非常に見ごたえがありました。

ドワーフの英霊や女神との総力戦はありがちながらも非常に熱かったですし、最後には主人公の仲間に嫁キャラができたり、新米冒険者を導いたりと大団円って感じも良かったですね。

ちなみに、ゴブリンスレイヤー同様、このアニメも1期の制作がChildren's Playground Entertainment2期はOLM、SUNRISE BEYONDの制作に切り替わっています。

あちらと違ってこの制作変更は大正解だと思いますね。
明らかに一期よりも演出や作画がよかったです。

ダークギャザリング

ヒロインの少女と一緒に心霊スポットでヤバイ霊を捕獲し、バケモンに攫われたヒロインのお母さん霊を助けよう、が本筋の作品。

お母さんを助けるために激ヤバ心霊スポットに行くのでその度に戦闘になるんですが、その戦闘が面白いという心霊×バトルな内容ですね。

ジャンプSQを定期購読しているため原作は最新話まで読んでいるんですが、アニメの出来は結構良かったと思います。

ホラー部分もバトル部分もかなり力が入っており、しっかりと気持ち悪くおぞましいながらも戦闘は派手、という演出になっていましたね。

1クール目は正直地味なんですが、2クール目からは「卒業生」と呼ばれるめちゃくちゃヤバイ霊がバンバン出てくるので、2クール目からが本番だった印象。

ここら辺から霊たちの悪行もかなりエグくなってくるので、やはり見ごたえがありました。

まぁ一番えぐいのは旧I水門の霊の声優がリアル未成年の男の子だという事実かと思いますが。

肉団子になった父親を食べちゃったり、母親にめった刺しにされたりというかなり凄惨な過去がある霊なんですが、その声優がリアルな男の子ってちょっとトラウマにならないか心配です。

聖女の魔力は万能です Season2

第二期なので内容は割愛。

第一期では異世界に転生したり、聖女なのに追放されたりと結構見ごたえのある内容だったんですが、二期ではそこら辺のドタバタは少なかった印象

どっちかといえばセイの恋愛面にフォーカスしていたかな~って感じですね。
ラストもホーク様と無事くっ付いてハッピーエンドでしたし。

個人的にはファンタジー感強めの方が好きだったので残念ではあるんですが、まぁ割と楽しめた内容だったと思います。

聖女の役割も終わり、ホーク様ともくっ付いたことですし、アニメでやる内容は一通り片が付いた気がします。
原作は続いているっぽいですが、アニメとしてはかなり綺麗に終わったんじゃないでしょうか。

特にホーク様との恋愛模様は第一期から引っ張ってきた内容でもあるので、スッキリ終わった点は非常に評価しています。
万人受けはしなさそうですが、普通に楽しめた作品です。

そういえば、原作やコミカライズではなろう系にありがちな「ステータス」要素があるみたいなんですが、アニメではその要素を消したらしいです。
これは素直に拍手を送りたいくらいの英断ですね。

「ステータスオープン」とかいうの萎えるもん、普通に。

SPY × FAMILY Season2

第二期なので内容は割愛。

これは原作からそうなんですが、面白い・面白くないっていうか普通なんですよね、この作品。

スパイや殺し屋といったシリアス編とアーニャの学校編の塩梅で楽しめる作品だと思うんですが、なんかそこまで山あり谷ありじゃないというか。
なんか思考停止で見れるな~っていう印象が強いです。

だから最後まで見ちゃいましたが、別に感動する話も熱い話もないですし、「まぁ面白い…か?」って感じで毎話消化した感じがしています。

原作を読んでいるときから豪華客船編でロイドとヨルの正体について進展があると思ったんですが、やはり1mmもカスりもしなかったのは萎えましたね。

物語の根幹部分なのでそう簡単にバレ展開が来るとは思わないですが、少しくらい進展しても良かった気がします。

ちなみに、個人的にはシリアス編の方が好きなので、アーニャの学校編は見るのが若干苦痛だったりします。まぁ見ましたけど。

ギャグとシリアスどっちつかずなのが微妙な原因なんすかね。
三期あった場合はまたグダグダ言いながら見そうではありますが、あんま見たくないのでやらなくてもいいです。

君のことが大大大大大好きな100人の彼女

100人の女性に告白しては振られてきた主人公が、神社の神様に「運命の人と100人出会うけど、運命の人は幸せになれなきゃ死ぬよ~」と言われたため、100人全員と愛し合うことを目指すぶっ飛んだラブコメ。

ジャンプラで連載しているので最新話まで追っているんですが、アニメ出来はかなり良かったと思います。
作画も安定していたし、アニメならではの味付けもされていて見ていて飽きませんでした。

やりすぎたハーレム物ではあるんですが、主人公に嫌悪感が全くないため安心して見れるのも大きい。
恋太郎よりもハーレムが小規模な主人公は見習ってください。

11話の羽々里EDがヤバすぎて話題になっていましたが、なんだかんだで一番ヤバいのは主人公ということをお忘れなく。
原作ではすでに27人まで彼女が増えています。怖いね。

第二期も制作決定したみたいなので普通に楽しみです。

デッドマウントデスプレイ

2023年春アニメに第1クールが放送され、秋アニメで第2クールが放送されました。
なので内容は割愛。

第1クールでは異世界に関連する謎だったり、主人公の目的だったりを決めていく内容でしたが、第2クールでそこら辺が少し明らかになってきました。

異世界からの来訪者は主人公だけなはずなのに、魔術やらを使える敵が出てきたりと、主人公が色々と試行を巡らせたり、理由が判明していく感じは良かったですね。

ただ、登場人物がやけに多いのと、付随して陣営もかなり多く存在しており、そこら辺がかなりゴチャゴチャになりがちだった印象。

何回か「えーっと、こいつらは何がしたいんだっけ?」って箇所がちょいちょいありました。
特にソリティアが場をかき回すので、こちらまで理解が追っつかなくなるのは勘弁してほしかった。

ただ、分割2クールの締めとしてはキレイに終わりましたし、前世で成し遂げられなかった夢をこっちの世界で果たそうとする前向きエンドは素直に良かったです。

伏線や謎はまだまだあるので、第二期が来て欲しいなと思う作品でした。

Dr.STONE

第三期の分割2クール目が秋アニメで終わりました。

復活液を大量生産するためにプラチナが必要
→千空の父親が降り立ったとされる宝島に向かう
→イバラを筆頭とした原住民たちとバトル

が第三期の主な内容でした。

この回で真の敵はどこにいるのか、石化光線の概要についてが少し判明していくので、見ごたえ的にもかなりあったかな~と思います。

一期から引き続き安定して面白いので、特に文句をつけるところが無いですね。
最初期は「大樹の声がうるせぇ」とか言ってましたが、さすがに三期までくるとかなり慣れました。

盾の勇者の成り上がり Season3

内容は割愛。

三期では新しい仲間が増えたり、仲違いしていた勇者たちが奇しくも性格オワオワリ王女のおかげで仲間として機能していくって感じでした。
ビッチを通して成り上がったって考えると、あいつもなんだかんだで必要悪だったのかもしれない。

作画や演出が初期の頃よりもかなり上がっていて見ごたえがありましたが、内容的にはそこまで起伏が無く、ちょっとだけ面白みに欠けました。

二期で霊亀編が終わり、次は朱雀編なんだろうなと思っていたんですが、朱雀編に行くまでの話が無駄に長かったイメージ
結局朱雀の姿は1ミリも出てきていないので、若干肩透かしを食らいました。

他に細かいところを言えば、尚文が相変わらずピンチになるとカースシリーズを使おうとするんですが、いい加減卒業してほしいですね。
もうカース使ってデバフ→仲間が助けるって流れはだいぶ見飽きた感があるので。

そういえば、なんとなく四期が来そうな感じで終わったので、どこかしらで発表がありそうですね。

呪術廻戦

語ることが無いくらい面白い作品でした。

当たり前のように原作も読んでいますが、アニメならではの味付けがこれ以上にないほどされているので、まるで初見のように楽しめたのがデカい。

漫画のコマとコマの間の補完が非常に丁寧に作られているので、毎週めちゃくちゃ楽しみな作品でした。

だいぶ良かったので本当に語ることが無い。

第三期も決定したみたいなので、気長に待ちたいと思います。


まとめ

視聴中の2クール作品は

  • 葬送のフリーレン

  • 薬屋のひとりごと

  • ラグナクリムゾン

  • アンデッドアンラック

  • シャングリラフロンティア

となります。

2クール作品は軒並み面白いので、来期でも見れるのが嬉しい。

今期アニメも見た作品はおおむね満足しています。
嫌々見た作品はあんまなかったですね。

来期もいっぱいアニメ見るぞくんになります。

そりでは。


例の如く、来期アニメの配信情報の記事はこちら。


とち狂って来期アニメの制作会社まとめも作ってみました。

よろしくお願いします。

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