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誘惑に勝つ方法

自分の子どもの頃と比べると
情報がたくさんあっていいなぁ
と思うことがよくあります。

運動の知識だったり
体づくり全般の知識だったり

自分たちの頃は
情報の仕入れ方もわからないし
与えられるがまま
間違ったものがほとんどだったなと。

ぼくは子どもの指導をすることもありますが

小学校低学年から大学生まで
子どもといっても意外と幅広いです。

ただ相手が何歳だろうが
勝手に自分の後悔も詰め込んで
子どもの時にした方がいいことを
指導します。

特に睡眠の重要性について話すのですが
その中で難しいなと感じることがひとつ。

今の子ってぼくらの時より
誘惑が多すぎて大変ですね。

寝れてない

アメリカ国立睡眠財団のガイドラインでは
6〜13歳で9〜11時間
14歳〜17歳で8〜10時間
の睡眠時間が推奨されています。

じゃあ実際日本人はどれぐらい寝れているかというと
小学生の平均が約9時間です。

ただ30年前と比べると
30分も減っています。


ひと昔前はテレビの誘惑が1番強かった
という人が多いでしょう。

でも今って動画や映画など
いつでもどこでも見れます。

大人でも自制心を保つのは大変なのに
子どもの不安定な精神では
誘惑に勝つのは至難の業です。

ダンクできるようになりたい

この間小学生の子に
『頑張ればダンクできるようになるよ!』

と、やる気出るかな〜と思って言ったら
その気になったので
色々ヒヤリングをしてみました。

その子の両親は身長が高いし
その子自身もクラスで1番背が高いです。

あとはちゃんと伸ばせるところまで伸ばせるか。

で、睡眠時間を聞いたら6時間、、、

ゲームしたいしYouTubeみたいしで
寝るのが遅くなっちゃうみたいです。

思わずそりゃ難しいよね
と言っちゃいました。

それだけでなく食べ物の好き嫌いも多い。
子どもですから
しょうがないと言えばしょうがないですが。

結局いい情報を得られても水の泡です。

これって本当に難しいです。

逆の立場でも我慢できる自信ないですし。

でも彼にはダンクができるようになって欲しい。

じゃあここからどうアプローチしていくか。

トレーニングや動作指導などで
ジャンプ力アップは当然してもらいます。

でもそこではなく
精神面の教育が1番大事になります。

ここでも書いたんですが
目標設定がとっても重要になります。

もしかしたらダンクって
そこまでしたくないかもしれないし

ダンクできたら何が嬉しいのかまで
掘り下げないといけません。

科学的に正しいものを取り入れるのは当たり前。

でも人って心があるから
そっちも磨いていかないといけないです。

つまり誘惑に勝つ1番有効な方法は
質の良い方法での目標設定をすることです。

やってみると不思議とできるようになるので
めっちゃオススメします。

まとめ

誘惑が多いこの時代に
気合いと根性だけで乗り切るのは
ナンセンスです。

かと言って正しいことだけを
機械的に押し付けても
身にはなりません。

この子はやる気を感じれんからダメとか
気合いが足らんで済ませず

やる気と気合いが入る方法を
指導者側が考えないとダメです。

子どもに指導する前に
まずは大人の自分が
ちゃんとできているか。
ちゃんと理解してできているか。

それを見つめることが先でしょうね。

今年も終わりが近づいてきているので
今年の反省だけでなく
来年の目標設定もぜひしてみてください。


https://www.gakken.jp/kyouikusouken/whitepaper/30history/chapter2/08.html

学研教育総合研究所 小学生白書30年史


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